ーーー 学校にて
俺はサムの話しなんて上の空やった。
やっぱりあなたの事が気になって。
昨夜はいろいろ話しして寝たのは3時近かった。
俺は朝練に行くため5時半に起きるとすでにあなたは起きとった。
具合が悪いのかと慌てたら、なんやお礼やゆーて朝飯作ってくれててビックリした。
The和食を絵に描いたようなメニューで甘い卵焼きがめっちゃ美味かった。
あなたかてめっちゃ優しい子やないかい。
朝練前にメッセージを送ると 「体調は大丈夫だよ。学校にも行くよ。」 とすぐ返事が来とったけど……。
俺は心配やった。
また飯食うて具合悪ーなったらと思うと気が気でなかったんや。
かと言ってあなたのクラスにたいした知合いも居らんから見に行くんも変やしなぁ……。
悶々としながら授業を受けて、ようやく昼になった。
よし、今がチャンスかもしれん。
俺は技とあなたのクラスの前を通って学食に向かうことにした。
すると目の前から………
俺は聞こえるように呼んだはずなのにあなたには聞こえへんかったのか……。
やっぱり反応しない。
隣の友達には聞こえてるみたいで、コソコソと『呼ばれてんやない?』なんて言われてるがあなたは顔色一つ変えない。
なんでや? あっ!
俺が近づいて声をかけると、あの時の様な冷たい目をして見てきた。
人目がない場所まで一定の距離をあけたまま連れてきた。
なぜか? どうしてか分からんのやけど、あなたの事になると、心配で心配でたまらんかった。
あなたの側に居りたい。
あなたを見てたい。 そんなん思ってまう。
なんなんやろ? この気持ちは?















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!