『 年下 』
おはようございます 、
愛され系ヒロインの井沼あなたです 。
昨日はとんでも無い事に巻き込まれましたね
まぁ 、あんなヤツに手伝って貰う
筋合いは無いので 、絶対に関わる事はありません 。
ん ?なんでそんなに変態使いさんが
嫌いかって ?
えきもかったやん 、初対面で壁ドンて 、
しかも『 恋愛クソ下手くそ 』って言われたし
じゃあお前は恋愛マスターなんですか ?
もういっそのこと夢であって欲しい …
家を出て 、少し歩くと 、
遠くから小鳥のさえずりが聞こえて来る 。
遠くにある歩道信号の青色がチカチカと
点滅して赤色に変わる 。
出来れば私が通る時は青であって欲しい 。
私の後ろで 、普通に声掛ければいいのに
私の言葉に返答しながら現れるから
少々びっくりする 。
ニヤニヤしながら訴えて来る彼は
どうやら私の声が聞こえてないよう 。
魔法使いってんならちょっと安心だけど 、、
しょんぼりしながら自身の杖を
人差し指でなぞっている 。
なんか気持ち悪((
ふっと消えて少し風が吹く 。
… 言い過ぎとかじゃ無いよね
第一 、関わりたく無い相手に愛嬌振り撒いても
何の意味も無いし 、、
別に私悪く無い … よね
て言うかなんであんな奴に
こんな気持ちにさせられてんだ … 💧
そう言い 、首を縦に振る 。
今日も一日頑張るぞ〜 、
と 、他愛の無い会話をしながら 、
自分たちの教室へと足を運ぶ 。
と 、先に更衣室に居た山本さんが
私達に言う 。
更衣室の扉を開けて 、西宮さんが
更衣室にいる女子等を呼び掛ける 。
やばいやばい 、とみんな焦って
更衣室の外へ勢い良く出て行く 。
BチームとDチームは隣のコートで
練習したり 、観戦したりするらしい 。
床にあちらこちらに散らばっている
ボールを手に持ち 、そんなことをいうえと 。
少し小走りで同じチームの人へと
向かうえと 。
授業はちゃんと真面目に受ける所とか 、
ほんとに偉い子だな …
数学とか歴史は寝てるイメージあるけど(
あれは … 赤は確か1年生か 、
サッカーしてるんだ
うわ〜 、みんな身長高いなぁ
でも私の好みの人は居なさそう
と 、グラウンドでサッカーをしている
一年生の姿を窓越しで見ながら
人間観察をしている私 。
ボール運び上手いな…
" ゆあん " って言うんだ ..
やば 、好きかも 、超タイプ 。
… でも
新たな胸の高まりを覚える時期 。
私は始めて年下に対して
こんな気持ちになった 。
授業終わったら話し掛けてみようかな …
遠くから聞こえて来る声に返事をし終わった後も 、
ずっとその事で頭がいっぱいになってしまった 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!