灰谷宅に戻ってから
何度も繰り広げられているこの会話
今はソファーに横になっているイザナ君の
傍らへ座り , 顔を覗かせている
蘭ちゃんが言うことだから
良くないことなのだろうけど
内容がまったく理解できなかった
また イザナ君のため息が聞こえてくる
負けたなんて言ってるのに
何処か嬉しそうな様子の蘭ちゃん
なんでと聞く前に
「 なら寝るわ ~ 」とリビングを出ていった
イザナ君に手を引かれて
そのままソファへとダイブする
1人寝るのに丁度いい大きさのソファの上で
体を寄せ合ったまま , 目を閉じた
実を言うと私は , 全く眠れなかったのだが













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!