第26話

🧷
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2023/12/09 14:59 更新
五条side

どうして夏油傑を逃がした!

高専内の一室に響き渡る怒鳴り声。



僕の目には、その怒鳴り声が向かう先、今にもこの場の人間を皆殺しにしかねないほど不機嫌な、新羅しらきあなたが居る。


よくあんな不機嫌極まりない特級サイコパス術師に、大声で文句言えるな。


頭湧いてんの?
それに、先程の呪霊を祓ったのは、資料に無い術ではないのか!?
そうだ! 隠していたとしたら、天元様の直属として置いておくのは実に危険だ!

好き勝手喚いてるこの人等、もしかして知らない?




あなたが呪霊を祓う時って、ただ呪力をぶつけるだけで終わるんだけど。


最高1級とか言ってたけど、そこら辺の特級呪霊も、術式無しで払えるでしょ。

あなた
貴方方は、夏油傑の背後に居た呪詛師が見えなかったのですか?
そんなもの、お前の実力ならば殺せたであろうが! 何の為の肩書きだ!?

あ、ヤバいかも。


あなたの右手に集まっていた呪力が、更に増加していく。


このまま殺す気じゃんか……

あなた
五条、こ____
GJ
GJ
__の人達殺さないで。あとその右手の呪力仕舞って。
はい皆さんも、一旦落ち着きましょう

流石に(怒鳴ってる人達が)危ないから、間に割って入る。


GJ
GJ
さっきの呪霊ですが、あれは新羅しらきが呪力をぶつけただけですよ
GJ
GJ
僕の目でも、何かをしているのは確認できませんでしたし

このままあなたが拘束されでもしたら、高専側の戦力が大幅に削れてしまう。



この人に借りとかいう概念があるのか知らないけど、とりあえず助けておけば、何かしらの利益は得られるでしょ。

GJ
GJ
ま、それに。何の準備も無く、あれだけの呪詛師と戦闘なんて事になれば、高専内部に被害が出ます
GJ
GJ
僕は、あれが最善だったと思ってますよ



そこまで言って、取り敢えずあなたを連れて部屋から出る。


このまま仕事中断させてたら、ホントに僕まで殺されかねないからね。









GJ
GJ
あなたも中々に子供だね〜
あなた
あやつらが餓鬼じゃから、話が通じないんだ。わしが餓鬼なのではない

相当イラついていらっしゃる。



こんな高専内の真ん中で、素の喋りが出てくるなんて、やっぱあんたも餓鬼じゃん……


あなた
どいつもこいつも、わしの仕事を邪魔しおって。殺されたいなら直接言えばよいのに

うわ、キレすぎ。

GJ
GJ
ていうか、術式無しで払えること、何で言ってないの?
あなた
言う必要もなかろう。奴らには術式も教えとらんしな




「こんなものすら見抜けん術師なんぞ、わしの呪力にあてられて死ねばよいのじゃ」




あなたはそう言って、高専の奥へ立ち去って行った。



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