第25話

🧷
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2023/12/09 14:59 更新
五条side

目の前で弾け飛んだ、術式持ちの二級呪霊。


犯人は、もちろん新羅しらきあなた。
あなた
これで私の邪魔は消えた。阿呆で無いならさっさと失せろ、私の仕事に横槍を入れるな

遂に苛立ちを包み隠さず放ちだしたあなたが、右手を握りながら言い放つ。

 




僕としては、そのまま帰さないで欲しいんだけど……



明らかに仕事の邪魔をしてる傑にキレそうなこの人が、そんな願いを聞き入れてくれるわけないだろうし。


ていうか、僕は今生徒を守らなきゃいけないんだ。

望みうす……


GJ
GJ
皆、自分勝手すぎだよ


小声で呟いたその言葉に気づいた人間は居ない。







「消えろ、失せろ、塵芥」

なんて、とんでもない暴言が僕の耳に入って来た時にはもう、かつての親友は空高く舞い上がっていた。





あなたside

夏油を早々に追い払ってから、呪具の開発に戻れると思った矢先。


緊急会議に駆り出された私は、既に不機嫌が限界に達していた。


どうして夏油傑を逃がした!


故に、半ば連れ込まれたと言える場所で、先程の態度を説教され、この場の人間を皆殺しにしたくなっているのは、仕方のない事だった。


右手は既に、呪力を撃つ用意が出来ている。


いつでも殺せるぞ。




それに、先程の呪霊を祓ったのは、資料に無い術ではないのか!?
そうだ! 隠していたとしたら、天元様の直属として置いておくのは実に危険だ!


何ともまぁ、一方的に喚かれる。
あなた
貴方方は、夏油傑の背後に居た呪詛師が見えなかったのですか?
そんなもの、お前の実力ならば殺せたであろうが! 何の為の肩書きだ!?

こんなにも見下された物言いをされるのは、実に不愉快だな……



まるで宿儺になってしまうような気がする。

あなた
五条、こ____
GJ
GJ
__の人達殺さないで。あとその右手の呪力仕舞って。
はい皆さんも、一旦落ち着きましょう


流石にマズいと思ったのか、間に入って来た五条。



どうやら、私の養護をする気で割って入ったようだ。
GJ
GJ
さっきの呪霊ですが、あれは新羅しらきが呪力をぶつけただけですよ
GJ
GJ
僕の目でも、何かをしているのは確認できませんでしたし

数年前、どうやって呪霊や人を殺すのかと聞かれた際、五条には説明したんだったな。


GJ
GJ
ま、それに。何の準備も無く、あれだけの呪詛師と戦闘なんて事になれば、高専内部に被害が出ます
GJ
GJ
僕は、あれが最善だったと思ってますよ








○あなたちゃんの呪力に関するお話○

(※以下創作)



 まず、あなたちゃんの肉体は、人間と呪霊の間となっています。

呪力も、肉体の細胞変化に伴って変化すると仮定します(主が確認した中では明記されていないので)。



 今現在、肉体が半人間で半呪霊のあなたちゃんの呪力は、“人間と呪霊のどちらにも毒となる性質”を持っています。


呪霊を殺す際には“自分の呪力を正の呪力に変換”して、人間を殺す際には“人間の細胞を破壊する毒”として撃ち込みます。





まぁつまり、“新羅しらきあなたの呪力は最初から毒”ということですね。


なので、術式を使わずに呪力だけで、1級程度まで任務こなし放題のチート体質です。



by 作者

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