甘くて、ちょっと苦くて、
笑いすぎて涙が出る日もあれば、
気づいたら胸がぎゅっとなる瞬間もある。
そんな“いろんな色”を集めた、
からぴちの短編集。
放課後の教室で始まる恋。
くだらないことで大笑いする日常。
そして、ときどき起こる大事件。
全部バラバラで、全部違う。
でもどこかで繋がっている――そんな物語たち。
この中のどこかに、
あなたの好きな「一瞬」がきっとある。
さあ、ページをめくってみて。
次に見えるのは、どんな色?
「君のこと、気づいたら目で追ってたんだよね」
「ねぇ…もっと私のこと、見てくれてもいいんだよ?」
「しゃーないな、君が好きなんは俺も同じやし」
「え、なにその顔。俺のこと好きでしょ?」
「別に特別とかじゃないけど…君といると落ち着く」
「一緒にいるとずっと笑ってられる」
「俺、君のそういうとこ…結構好きだよ」
「ねぇ、今日くらいは私だけ見てよ」
「無理、もう好きって気持ち隠せない」
「君のこと考えてる時間、嫌いじゃないよ」
「こういうの、あんま慣れてないけど…好きだよ」
「ずっと一緒にいたいって思うの、ダメかな?」
恋の始まりは、突然で。
でもその一瞬が、きっと特別になる。
――これは、いくつもの“好き”が詰まった物語。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!