誰か居るかもしれないので、一応声かけて入る。
蜜稀、オセロちゃんと続く。
まあ、オセロちゃんは私以外に見えないし、
声も聞こえないのだが。
入った所から伝わる第二の家感。
木の質感がどんどん私に迫ってくる。
元気な声がして顔を出す。
紫でボサボサな髪型が真っ先に目がいく。
片手にはいつも通り空瓶が。
唐突に始まり出す仲良し?漫才を見て苦笑いしてしまった。本当この人たち仲良いな。
遮って喋ったのは蜜稀だった。
チェルシーさんは「待ってました」と言わんばかりにポケットからぐしゃぐしゃになった紙を取り出した。
うーわ、いつもにも増してとにかく長い。
まず整理するか。守野天宮寺で敵が出てきた。
うちらが近いから倒して、封印する。こういうことかな?
なるほど、用事があるならまあいいか。
上から呼び出される用事について深煎りしたく無いけど…
そういうとチェルシーさんが嬉しそうに
と返した。
着いてから約10分後。午後17時半。
私たちは武器を持って出た。蜜稀は杖で私は横笛。色々確認した後、門を出た。
大理石の地面をコツコツと歩き、神社へ向かう。
政府に管理されてるはずの神社でも扉が開くのか疑問になりながらスマホで調べる。
🔎守野天宮寺
場所 燕来区5-13-9
徒歩 現在地から15分
祭神 天樹帝守神
蜜稀が横からスマホを覗く。
こういう蜜稀の天然発言に悩む。
まあ、他に比べたら確かに確かに近いけど…
大理石の地面がアスファルトになった時、二人で駆け出していった。
着いた場所はどこか寂れた神社。
人の気配は一切無くて、いや蜜稀と私以外の気配が無かった。
周囲に吹く風が恐ろしさを強調している。
ここ最近はこういうのが何個もある。何者かから挑戦状のようなA.Aが来てから起こり始めた。最初の方は弱かったから、大丈夫だったそうだけど、最近は段々と強くなってきて数日前なんかいくら位が違ったとはいえ、重症者を出してしまった。
その者の名は
「呪禁」
神社内を歩く。風化しかけた柱が立ち並んでいることに気づいた。どれもボロボロで一部は苔が生えている。こんな長時間晒されて苔が少数で済んだのは本当に謎。
引き続き、歩いても扉は見つからない。
自分の目が青く光だした。私を中心としてどんどん音波が広がっていく。
しばらく耳を欹てて、探す。
したら、硬いものにあたった。
その場所へ二人揃って向かう。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。