第6話

一章「開幕ノ宴」3文
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2024/07/03 10:51 更新
天鳴紗
入りまーす
誰か居るかもしれないので、一応声かけて入る。
神倉蜜稀
入るよー
オセロちゃん
入るあるネ
蜜稀、オセロちゃんと続く。
まあ、オセロちゃんは私以外に見えないし、
声も聞こえないのだが。
入った所から伝わる第二の家感。
木の質感がどんどん私に迫ってくる。
???
おっ、来たじゃん。
元気な声がして顔を出す。
紫でボサボサな髪型が真っ先に目がいく。
片手にはいつも通り空瓶が。
チェルシー・ミルティエ
よっ。
天鳴紗
チェルシーさん、飲み過ぎです。
???
ほんとだよチェル子〜。しかも後輩に言われてるし。
チェルシー・ミルティエ
まあまあいいだろ、雷路。後これビールじゃ無いし。
機竜雷路
じゃあ、なんなのさ。ビールじゃないって。
チェルシー・ミルティエ
サイダーだけど?
機竜雷路
普通だった!
天鳴紗
ははは…(汗)
唐突に始まり出す仲良し?漫才を見て苦笑いしてしまった。本当この人たち仲良いな。
神倉蜜稀
今日は何の依頼ですか?
遮って喋ったのは蜜稀だった。
チェルシーさんは「待ってました」と言わんばかりにポケットからぐしゃぐしゃになった紙を取り出した。
チェルシー・ミルティエ
んーと、「守野かみや天宮寺に扉が開かれた。近辺にいる陰陽第七部隊は祓い魔をした後、神柱を突き刺して塞ぐこと。怪しい人物は止めて捕縛すること。」
うーわ、いつもにも増してとにかく長い。
まず整理するか。守野天宮寺で敵が出てきた。
うちらが近いから倒して、封印する。こういうことかな?
チェルシー・ミルティエ
俺ら第七部隊に指令が掛かった。という訳で天鳴と神倉、行ってこい。
天鳴紗
えっ、マジすか?
チェルシー・ミルティエ
うむ、マジだ。
神倉蜜稀
チェルさんと機竜さんの方がいいと思うんですけど。
チェルシー・ミルティエ
生憎、俺らは別の用事があってな?上から呼び出されたんだわ。
機竜雷路
そういうことがあってお願いしたいんだけど、いい?
なるほど、用事があるならまあいいか。
上から呼び出される用事について深煎りしたく無いけど…
天鳴紗
なるほど…分かりました。うちらで行きます。
そういうとチェルシーさんが嬉しそうに
チェルシー・ミルティエ
んじゃ、よろな。
と返した。
着いてから約10分後。午後17時半。
私たちは武器を持って出た。蜜稀は杖で私は横笛。色々確認した後、門を出た。
天鳴紗
じゃあ、いくよ。
神倉蜜稀
OK!紗〜
大理石の地面をコツコツと歩き、神社へ向かう。
政府に管理されてるはずの神社でも扉が開くのか疑問になりながらスマホで調べる。
🔎守野天宮寺
場所 燕来区5-13-9
徒歩 現在地から15分
祭神 天樹帝守神テンジュミカドノモリノカミ
天鳴紗
守野天宮寺はっと、あれ意外と遠くね?
神倉蜜稀
どれどれ
蜜稀が横からスマホを覗く。
神倉蜜稀
近いけど?
天鳴紗
まあ、そうだけどね…
こういう蜜稀の天然発言に悩む。
まあ、他に比べたら確かに確かに近いけど…
天鳴紗
まあ、時間かかるし走ろ?
神倉蜜稀
りょー
大理石の地面がアスファルトになった時、二人で駆け出していった。
天鳴紗
此処かな?
着いた場所はどこか寂れた神社。
人の気配は一切無くて、いや蜜稀と私以外の気配が無かった。
周囲に吹く風が恐ろしさを強調している。
神倉蜜稀
ふー、ついたー!
天鳴紗
油断しちゃダメだと思う。
天鳴紗
だって、人が意図的にやったみたいだし。
神倉蜜稀
うわっ、まじ?
ここ最近はこういうのが何個もある。何者かから挑戦状のようなA.Aが来てから起こり始めた。最初の方は弱かったから、大丈夫だったそうだけど、最近は段々と強くなってきて数日前なんかいくら位が違ったとはいえ、重症者を出してしまった。
神倉蜜稀
気をつけなきゃじゃん。
その者の名は
天鳴紗
本当だよ!
「呪禁」
神社内を歩く。風化しかけた柱が立ち並んでいることに気づいた。どれもボロボロで一部は苔が生えている。こんな長時間晒されて苔が少数で済んだのは本当に謎。
天鳴紗
扉あった?
引き続き、歩いても扉は見つからない。
神倉蜜稀
こっちも無いよ。
天鳴紗
分かった、あれ使うわ。
神倉蜜稀
よろしく〜
天鳴紗
いくよ?
天鳴紗
A.A=祈祷能力「混交音波」
天鳴紗
発動。
自分の目が青く光だした。私を中心としてどんどん音波が広がっていく。
しばらく耳を欹てて、探す。
したら、硬いものにあたった。
天鳴紗
見つけたよ!
神倉蜜稀
ありがとう!
その場所へ二人揃って向かう。

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