第10話

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2025/12/12 05:51 更新
レン
ジェイドに何をした!!
ギザルム
それを今から話すところだ
アイビー
(主様に……何度も触れないで)
ギザルム
ジェイドも仲間想いだった…
ギザルム
『仲間には手を出すな』…
『仲マにはテをダすな』…
意識の最後まで抗っていたよ…
ギザルム
…脳みそまで俺に蝕まれ
…お前ら…
他のノロワレの存在を俺に知られて…
実に必死だった
ギザルム
ノロワレの肉体は 我々にはとても馴染む
レアな器なんでな
ギザルム
このままでは仲間まで乗っ取られる
…そこでジェイドはどうしたと思う?
ギザルム
ヤツは死を選んだよ
ギザルム
確かに…肉体が死ねば
入り込んでいる俺も死ぬ…
そこで俺はどうしたと思う?
ギザルム
別に止めなかったよ
ギザルム
『痛い…痛い』……
ギザルム
『けどこれで皆を守れる』
ギザルム
『嬉しい...悲しい...』
ギザルム
皆との走馬灯思い出
ギザルム
そこで残念!全回復!!
ギザルム
死の寸前で俺はジェイドの傷を
全て再生させる!
ギザルム
あれは面白かったなぁ!!
決死の覚悟はすべて徒労!!
あの時のヤツの顔といったら...!!
ギザルム
それからアイツは
色んな死に方を試していたぞ!!
アイビー
(楽しそうな主様……大好き)
ギザルム
溺死 焼死 毒死 落下死...
1番笑えた死に方はなぁ...
レン
うぅ!!
黙れ黙れ黙れぇっ!!
バシッ
黒い蔦がレンを殴った
アイビー
主様の話を邪魔しないで...
ギザルム
……
ギザルム
その地獄の繰り返しが...
己の精神の破綻を加速させているとも知らず…
ギザルム
こうして死に救いを求め続けた
ジェイドの精神は...
ギザルム
晴れて完全にこの世から消えた
ギザルム
ついでにロードストなる領地の連中も
皆殺しにして魔人達の器にしてやった
ギザルム
ジェイドも喜ぶだろう
ロードストの連中を憎んでいたしなぁ
魔人
ギザルム様! 
早くノロワレの肉体をくだせぇ!!
魔人
このロードストのカス貴族共の肉体じゃ
張り合いがねぇ
魔人
俺はその餓鬼がいいなぁ...
毒の能力欲しい
ギザルム
まぁ待て
ギザルム
このガキだけは注意が必要だ
ギザルム
確かコイツは自分の『毒』で
親を殺してるからなぁ?
アイビー
……………………
ギザルム
このガキみたいに能力を操れず
仲間を殺す猿以下のカスは
器として勧められないな
ギザルム
先着5名だ……
誰が入る?
アイビー
(触れるな触れるな触れるな触れるな触れるな)
アイビー
(主様に…………)
アイビー
(私だけを……見てくれたらいいのに…………)
アイビー
(あの紫髪...殺したい)
ギザルム
何だこれ
アイビー
……?
ギザルム
『術式』とかいうやつか
...魔術にはまるで
興味が無いが...
ギザルム
所有物に落書きされた気分で最悪だ
ギザルム
誰にやられた?
どういう効果をもたらすものだ?
ギザルム
『答えろ』
レンは唇を噛む
ギザルム
はっ(笑)
ギザルム
俺の自白の呪言に耐えるのか?
親殺しの分際で...
せめて仲間は裏切らないと...?
ギザルム
『仲間を売れ』
ギザルム
お前に術を刻んだのは...
ギザルム
何処の馬鹿だ?
空から呪文束が落ちてくる
アイビー
主様っ!!
キイィィィン...と高い音が響いて光の束が降り注いだ
領主亭に大きな穴が空く




















ロイド
俺だよ

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