第21話

やっぱり貴方が…
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2025/04/28 13:51 更新
夜10時


メモに書いてあった通りに旅館の玄関に向かう。


そこには、
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
よかった、メモ、見てくれたんですね。
という、加賀美さんがいた。
あなた
すみません、待たせてしまいましたか…?
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
いえ、私も今来た所です。


ここに呼び出された理由が書いてなかったので、




加賀美さんをみながらどうしたんだろ…と、思っていると、
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
少し、移動しますけど、大丈夫ですか?
と、聞いてきた。



どうやら、見せたいものがある様子。
あなた
はい。


興味深かったので、ついていくことにした。





























歩くこと15分、


私と加賀美さんは山の奥に来ていた。


すごいところに連れて行くな…
あなた
、あっ、
注意力が散漫になっていたため、


木の根っこにつまずいてしまい、




コケそうになる。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
っと、大丈夫ですか?
とっさのところで加賀美さんが助けてくれた。
あなた
あ、すみません、、
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
いえ、こちらこそ。
夜道は危険なので…そうですね。


加賀美さんは一つ呟くと、
あなた
っ?!


私の手を握って歩き出した。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
また転ぶと危ないので。
あなた
あ、はい…
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
そういえば、前々から気になっていたのですが、


加賀美さんは前を向き、進みながら話す。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
あなたさんは、なぜVtuberになろうとしたんですか?


Vtuberになったわけ、か。


そういえば言ってなかったっけ、
あなた
長くなりますよ?
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
聞かせてほしいです。

あなた
わかりました。








そこから、私はなぜVtuberになったのかを話した。





祖母の経営が危険に晒された時、自分に何ができるか、




そこと当時憧れていたVtuberで何かできないか、と考え、軽いノリで始めたこと。




たまたま紹介したスポットがバズり、観光大使を兼任することになったということ。


加賀美さんは、たまに相槌を返しながら聞いてくれた。
あなた
…という、ことです。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
なるほど…あなたさんは、すごいですね。
…え?
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
人のために尽くせる。 そのようなことは基本できないと思います。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
でも、それができるあなたさんは、誇るべき存在ですね。
あ…


そっか。


嬉しいな。
あなた
ありがとう…ございます。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
ふふっ、あ、着きましたよ。


加賀美さんが立ち止まった先には、




小さな池と、
あなた
わぁ…!
そこに点在する、光たちだった。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
地元の人が教えてくれたんです、限られた人が知っているところらしくて…


最後、思い出を作りたかったので、と




微笑む加賀美さん。
あなた
…とても、綺麗です。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
そうですね。


ほたるが淡く光ったり消えたりする姿は、



とても、幻想的。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
私に素敵な思い出を下さって、ありがとう。あなた。
あなた
っ…


私こそ、




素敵な思い出をありがとう。




ハヤトさん。

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