🖤side
やっぱりしょっぴー足捻ってたんだね……
最後まで我慢し続けるところとか翔太くんらしいな、なんて思いながら俺は控え室までしょっぴーを運んだ。
控え室まで運んだのはいいんだけど、処置の仕方が分からなくて……
📞プルルル プルルル
俺は誰に電話をしたらいいのかわからなくて、とりあえずしょっぴーの幼なじみ兼しっかり者の舘さんに連絡することにした。
電話してる時間はほんと2人だけの時間っていうか、俺は入ろうとしても入れないな、笑
さすがゆり組!!
そこからはしょっぴーと色んな話をした。
ゆり組だけしか知らない話を聞いたりして……笑
❤️side
俺は朝から仕事もなく、ゆっくりと過ごしていた。
すると、急に目黒から着信があり、「翔太くんが足捻っちゃって、」って言うから暇だった俺が迎えに行くことにした。
プルルルル 📞
翔太の電話の後ろからそんな声が聞こえて、少し複雑な気持ちになった。
プープー📞
小さい頃は俺だけの翔太だったのになー、なんて考えながら俺は翔太が出てくるのを待つ。
あと、一応翔太の脚が心配だから湿布や氷など手当できるものを持ってきた。
コンコン🪟
俺が顔を上げると、翔太が目黒におんぶされていた。
車のドアを開け、目黒にお礼を言ってドアを閉めた。
そういお、俺はコンビニで買ってきた湿布などを渡した。
少しにやけてしまった顔を隠し、俺は翔太の家へと車で向かった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。