第25話

25 . お別れの時
2,449
2023/01/28 11:00 更新


優太
優太
  っ、 … ぁ、それも持ってくの?   
大飛
大飛
   … なに、持ってたいの?笑   
優太
優太
   笑い事じゃねぇだろ、 …   
大飛
大飛
   ごめんごめん、笑   




大飛が旅立つ準備として、
荷物をまとめる。


大飛お気に入りの鰐のクッション 。
それを持ってかれちゃ困る 。


いつも抱きしめて 、大飛を感じてるから 。








優太
優太
   実感してきた、… 俺信じたくない   
大飛
大飛
   … ごめんね、辛い思いさせて。   





そうだ、俺だけ苦しいんじゃない 。

俺だけじゃなくて 、彼も同じ想い 。







優太
優太
   ごめん、暗い話にしちゃった?   
大飛
大飛
   ん ー ん、…優太可愛いなぁ、ほんと   




頭を撫でられて 、抱きしめられる。


でも、その手はすぐに離れる。




優太
優太
   荷物、まとめ終わった?   
大飛
大飛
   … うん、終わった 。   
大飛
大飛
   そのクッションはもう優太のものね   





大飛は鰐のクッションを俺に投げる 。

俺は抜群の運動神経で 、
大飛が変な所に飛ばしたクッションをキャッチする 。









大飛
大飛
   さっすが ~ 笑   
優太
優太
   … 煩い、   





こんな時も素直になれなくて、
どんなときも顔を見れなくて 。


実感したくなくても、
勝手に実感が湧く 。








大飛
大飛
   優太 スマイル、笑   
大飛
大飛
   俺はどんな時だって優太の笑顔が  
ほんっっとに大好きだからね





そう言って俺の頬をつねる彼の目には 、
ほんの少しだけ涙が浮かんで見えた 。



でも、それには触れなかった 。


否 、怖くて触れることすら出来なかった 。





知らないフリして、彼に身を委ねる 。






𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎

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