第18話

【小手指っ子】王様ゲーム②
584
2025/04/06 08:26 更新


『ただいま!!』

「早かったですね。」

『光の速さだからね!!』

「今の王様はね、葉流ちゃんだよ!」

 
2回目の王様は葉流ちゃん。
ぶっちゃけ、ルールとかわかってなさそう。


「圭、何番だ。」

「そういうの聞いちゃダメなの!」

「そうなのか。……1番、プロテイン持ってきてくれないか。」

「無理だろ。」

「流石清峰くん。無理なことを言ってきますね。」

 
さすが葉流ちゃん。それは難しいんじゃないか。


「じゃあ帰り買ってくれ。」

「…わかったよ。」

『1番はヤマちゃんだったのね。』

 
結果、帰りにヤマちゃんが葉流ちゃんにプロテインを買う。ということに落ち着いた。


3回目の王様は…


「「『王様だーれだ!』」」

「…俺だぁ!!」

「要くんか…」

「不安で仕方ねぇ。」

「なんでそんなこと言うのっ!!」

 
次の王様は圭ちゃん…正直私も不安。


「そうだなぁ…じゃあ、1番と2番がキス!!」

「『はぁ?!』」

『なんで?!なんで?!』

「おい、要!!殴ってやろうか!!」

「なんでぇ??王様ゲームといえばキスじゃん!!」

「その反応的に藤堂くんとあなたの名字さんですね。」

 
瞬ピーにトドメを刺される。
そう。私は2番だった。となると、私は葵ちゃんと…


「…しゃあねぇ。王様の言うことは絶対なんだろ?
おら、こっち向け。」

『…へぇっ??』

 
顎を“グイッ”と持たれ、葵ちゃんの顔と近づく。

え、うそ。まって、私ファーストキス…!!


「ストーーーーーップ!!!!!」

「うおっ!」

『ぎゃぁーー!!』

 
キスをしかけたその時。圭ちゃんがこっちに乗り込んできた。


そんな圭ちゃんはこっちを鬼の形相で見てくる。


「キスしろっつったんはオメーだろーが!!」

「そうだけどっ!流石に好きな子が違う男とキスするのは見れない!!!」

『……へ?』

「はっ!」

 
…え、どういうこと?好きな子って、もしかして…


『圭ちゃん、葵ちゃんのこと好きなの?』

「…は??」

『え、だってそれしかないじゃん!!』

「こいつ…ここまでバカなんか。」

「救いようがありません。」

「こりゃどうしようもないね。」

「圭。藤堂のこと好きなのか。」

「アピールのチャンスだったのにっ!!」

 
こうして、第1回。王様ゲームは幕を閉じた。





ここだけの話、葵ちゃんは好きな子とキスできるチャンスができて内心嬉しく、普通にノリノリだった。

圭ちゃんは葵ちゃん辺りに当たればいいと思っていたけど、好きな子が2番で大焦り。

ヤマちゃんと瞬ピーは、普通に思春期なので()内心すごいドキドキしてました。

葉流ちゃんは見ての通りです。

プリ小説オーディオドラマ