『ただいま!!』
「早かったですね。」
『光の速さだからね!!』
「今の王様はね、葉流ちゃんだよ!」
2回目の王様は葉流ちゃん。
ぶっちゃけ、ルールとかわかってなさそう。
「圭、何番だ。」
「そういうの聞いちゃダメなの!」
「そうなのか。……1番、プロテイン持ってきてくれないか。」
「無理だろ。」
「流石清峰くん。無理なことを言ってきますね。」
さすが葉流ちゃん。それは難しいんじゃないか。
「じゃあ帰り買ってくれ。」
「…わかったよ。」
『1番はヤマちゃんだったのね。』
結果、帰りにヤマちゃんが葉流ちゃんにプロテインを買う。ということに落ち着いた。
3回目の王様は…
「「『王様だーれだ!』」」
「…俺だぁ!!」
「要くんか…」
「不安で仕方ねぇ。」
「なんでそんなこと言うのっ!!」
次の王様は圭ちゃん…正直私も不安。
「そうだなぁ…じゃあ、1番と2番がキス!!」
「『はぁ?!』」
『なんで?!なんで?!』
「おい、要!!殴ってやろうか!!」
「なんでぇ??王様ゲームといえばキスじゃん!!」
「その反応的に藤堂くんとあなたの名字さんですね。」
瞬ピーにトドメを刺される。
そう。私は2番だった。となると、私は葵ちゃんと…
「…しゃあねぇ。王様の言うことは絶対なんだろ?
おら、こっち向け。」
『…へぇっ??』
顎を“グイッ”と持たれ、葵ちゃんの顔と近づく。
え、うそ。まって、私ファーストキス…!!
「ストーーーーーップ!!!!!」
「うおっ!」
『ぎゃぁーー!!』
キスをしかけたその時。圭ちゃんがこっちに乗り込んできた。
そんな圭ちゃんはこっちを鬼の形相で見てくる。
「キスしろっつったんはオメーだろーが!!」
「そうだけどっ!流石に好きな子が違う男とキスするのは見れない!!!」
『……へ?』
「はっ!」
…え、どういうこと?好きな子って、もしかして…
『圭ちゃん、葵ちゃんのこと好きなの?』
「…は??」
『え、だってそれしかないじゃん!!』
「こいつ…ここまでバカなんか。」
「救いようがありません。」
「こりゃどうしようもないね。」
「圭。藤堂のこと好きなのか。」
「アピールのチャンスだったのにっ!!」
こうして、第1回。王様ゲームは幕を閉じた。
ここだけの話、葵ちゃんは好きな子とキスできるチャンスができて内心嬉しく、普通にノリノリだった。
圭ちゃんは葵ちゃん辺りに当たればいいと思っていたけど、好きな子が2番で大焦り。
ヤマちゃんと瞬ピーは、普通に思春期なので()内心すごいドキドキしてました。
葉流ちゃんは見ての通りです。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。