第3話

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2026/02/06 13:10 更新





彼女を好きになることに

理由なんて要らなかった。


惹かれる理由を

彼女自身が持ち合わせていたから





きめ細かな肌

色素が抜けた白髪

上品さを持つグレーの瞳

自ら前に立つわけでもないが、

自然と人を引っ張ることのできる優しい性格



僕はきっと、

そのすべてに惚れてしまったのだと

後に思う。






knmc
     好きです。付き合ってください     

     奇遇だね     
私も好きだよ、とーやのこと



同じクラス 隣の席

たまたま条件がそろっていた僕は

幸運だったのだ。


ダメもとでした告白も

「とーや」と目を細め笑う

彼女の姿、何もかも。



きっとこれは、たまたま僕であっただけで

誰でも変わりの利くモノだった。

彼女にそう告げられたわけでもない

ただ直感でそう感じただけ



だけど、僕は

この出会いを運命だと信じ続けた


そして、彼女との出会いは

必然だった。


そんな馬鹿げた勘違いをし始め

一年が経とうとしたころ




*
     おい !! 事故だ !!     
*
     誰か、救急車を !!     

*
     あちゃー、ダメそうだな     



僕の人生には

決して関係ないだろう人が

地球上からいなくなったのだと思った


悪く言えば、

この人が生きてようが、

生きていなかろうが、

何もかも僕に影響はない。




そう、思っていた。




*
     これ、にじ高の制服じゃない ??     

*
     女子高生かよ。可哀想に     



女子高生 にじ高 と聞き、鳥肌が立った。

同じ高校の女子高生


そんなはずはないのに、

僕は民衆をかき分け

ソレ死体を目の当たりにした。



knmc
     っえ、…あなた… ??     


見間違えるはずがない

白髪 白い肌

しかし、美しいグレーの瞳が

見えることはない。




紛れもない

手毬 あなた の死体がそこにあったのだ


救急車であろう音が近づいてくる

だけど、僕にとって

そんなことは重要じゃなかった。



あなたを殺したのは誰なのか


あなたがいなくなっても尚、

僕は生きていけるのか




knmc
     どうするんだよ、あなたっ…     




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インフルBでした爆死🙄🙄


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