…風が地面の草を揺らして、その中で4人が対峙していた。
タナーと言う保安官は銃の弾を補給し、変わってしまったのであろうウェンダに銃を向けた。
カチンッ_
と煙草出し、ライターで煙草の火を付けた。
煙草の先端に火がつく瞬間を楽しんでいるのかもしれない。
…そんな事は無かったようだ。
ガチャ…ン_
タナーの隣に居るジェヴィンも斧を構え、重々しく口を開く
睨むジェヴィンを逆に睨み返し、ケラりと軽々しく笑い飛ばす。
同時にブラックの背後から触手のような物を出し、戦闘態勢に入る姿勢を取っている
タッタッタッタッ…と軽やかに走り出し、狂ったように笑いながらタナーに襲いかかるが、タナーは煙草の煙だけを残して後ろに下がり銃を構える
バンッ_
発砲音と同時にジェヴィンとブラックも動き出す。
シャキン!
襲いかかる触手をまとめて切り飛ばし、痛みでブラックが呻く
呻く隙を突くように斧の刃を向けたが、触手で弾かれるように受け止められ、ブラックが後ろへ下がる
弾かれた衝動で軽く飛ばされるのを見逃さずウェンダが攻撃を仕掛けに行く……が
カキーン!
金属同士の高い音が鳴り響く
ウェンダは楽しげに銃弾を弾いた。
銃弾を跳ね返した後 スタッ、と姿勢を低くして飛び出している。
驚きを見せている所に油断したのか、簡単に銃を奪われ
カチャリ…
タナーに向けらる。
タナーは焦りながらも予備の銃を持ち、弾を込めていく
カチッ…カチャ、…と弾を込め、ウェンダは律儀に待っている
バンバンッ、バン…!銃声音が響いたが
タナーは焦りか外しており、タナーの銃からは煙が立った。
外れているのがつまらなかったのか途端に落ち着き、冷ややかな目線と共にタナーの脳天に標準を合わせる

タナーがそれに気付き、撃とうとするが弾切れの音が無様に鳴るだけ。
バンッ!!
ドスッと鈍い音と共にタナーの脳天を貫き倒れる
ビチャッ…ボタボタ……
血の滴る音が静かに響いた。
バタッ…
ジェヴィンは倒れる音の方を向き、驚きを見せた。
ドサッと触手がジェヴィンを弾くように飛ばす
弾かれた衝動でフードが外れ、ゼェゼェと息と口が切れたのか血を吐く。
ギチギチギリギリ…と首を絞めあげていく
ブラックのどこまでも暗い目がジェヴィンを突き刺す。
ウェンダが走り出す。
ターゲットは…
グサッ
ブラックのようだ。
片目にナイフが刺さり、血が溢れていく
激痛と驚愕で思わずジェヴィンを締め上げる触手が地に落ち、ズルズルとブラックに戻っていく
ズザッ、とブラックが後ずさる
苛立ちと殺意が滲み出ているのが肌で感じたのか、ウェンダは身震いした。
そのままガシッとウェンダの顔面を地に押さえ付ける
ガリガリと爪で引っ掻き、傷を作るが微動だにせず、ブラックは子供に語り掛けるようにそう言う
暴れるがそれ以上にブラックが力を込め、催眠を直接掛けていく
暴れていたウェンダもやがて落ち着き、静かになる
片目に刺さりっぱのナイフ引っこ抜き、ウェンダの手に突き刺す
身元と怪我した片目を隠すように帽子とネクタイ取り
仮面を付ける
「プレイヤーさん。」
ケラりと、ブラック……仮面を付けた男は笑い、暴食の黄色や腐敗のドラゴン、更には怯える灰色や、顔半分と下半身を剥ぎ取られた死体までをまるで自分の物のように見せびらかす。
毎回死亡者と生存者、そして異常者は変わらない。
…このおぞましい光景ももう見なれてしまったね。
【プレイヤー視点】












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!