そうLINEが来てから、今は18:55。
一応男子寮前にいる。
高校生ともなるとリア充共がお互いの寮を行き来するから、何ともない光景ではある。
しかし、そわそわし過ぎなのか知らないが
さっきから通り過ぎてく人にじろじろ見られている。
そんなに変だろうか…
「あ、あなたの名字!」
名前を呼ばれて振り返ると、宮侑が。
「外で待たせてすまんな、部屋教えとけばよかったわ」
「いや、大丈夫」
多分教えられても入れなかったと思う。
「まぁええわ。行くで」
「はい」
そのまま宮侑の部屋に到着した。
「お邪魔します」
「適当にそこ座ってな」
「はい」
とりあえず、指さされたところに座る。
その間に水を持ってきてくれるようだ。
意外と紳士(?)
しばらくすると、先程閉めたはずのドアの鍵が開く。
そうか、男子も2人1部屋かと思い出す。
「あ、どーも」
「えっと、こんにちは」
確か宮侑の片割れ宮治。
風呂上がりなのか色気が凄い…
水も滴るいい男ってやつか。
「ツム、俺がいない間に女の子呼んどるんやな」
「はー?今日だけですー!」
寮の壁は薄いからこの双子が喧嘩すると、近所の人が大変そうだな。
「なぁあなたの名字、サムにあのこと話してええ?」
「ちょっと考えるので、お待ちください」
そう言ってあなたの転生前の名前(男性名カタカナ)を呼び出す。
「どうする?言う?宮治に」
『言ってよくね?どうせバレるのは時間の問題。
それなら、言ったほうがいい』
一応自分でも少し考えて、結局話すことに。
「…話しますね、」
「実は、」
「ちょっと待てや!俺が話す!」
そう宮侑に遮られ、
宮侑から宮治に昨日の出来事を説明される。
「てことや」
「ほーん」
口いっぱいに入っていたお菓子を食べ終えると、
「でツムの話によるとあなたの名字さんは魔法使えるっちゅーことなんよな?」
「まぁ、はい」
「「魔法見せてや!!」」
……え?











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。