ころんSide
高校卒業した後、僕達は別々の学校に行った
僕はすとぷりとしての活動を大事にしたいけど
小さい頃の夢、教師になる
というのも叶えられるように教育学部に進んだ
あなたは、美大
だんだんと絵を描くことが好きになって
それにともなって上手くなったから推薦がきたそう
別々の大学に行っても付き合ってる僕達は
あの朝焼けの場所を待ち合わせ場所にすることが多く
『いつもの場所』と言うようになった
水族館に来たけど、いつもより会話が続かない…
バチンッ
ヒリヒリと頬が赤く染まっていく、叩かれたんだ、あなたに
突然のことで驚いて、あなたを見つめる
あなたは涙目だった、悔しいような表情だった
水族館から出て気持ちを落ち着かせるため
朝焼けの場所まで来て土手に座った
まっすぐにあなたを見つめる
きっと本当に今まで一番真剣な表情で
僕には未来が見えた、気がした
すとぷりとして活動して
大好きな笑顔のリスナーさん、メンバー、
あなたがいてくれてる僕が
とっても幸せな僕が
リスナーさんもあなたも幸せにして、
僕もメンバーも楽しむなんて、
夢のまた夢なのかもしれないけれど
いつか必ず、達成できる日がくると祈って
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!