第99話

貴方が生きるなら
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2024/10/03 12:07 更新
俺は別に生きていたい訳じゃない。
けれど、俺は生かされている、
だから、俺は生きていく。
その道がたとえ、俺が生きたい道じゃなかったとしても
俺は、その道を生きていく。進んでいく。
お前祢命が居るのなら。
雪梛の復讐が果たせるのなら。
俺は、それまでここに居続ける。
雪梛の笑顔が見える迄。
お前祢命が幸せなら。
俺はここで生きていく。
親父の下僕になり、
自分の意志で行動出来なくなってもいい。
アイツらの幸せが
何時までも続くのならば、
俺はこの世界で生きていく。
そう決めていた。
藤原 袮命
凜夜。ゼッテェ、無理すんなよ。
白波 雪梛
幸せそうだね。私も嬉しいよ。
夕立 青霞
ほんとに凜夜くんと居られて良かった。
優しくされる義理もないのに、俺は、こんなにも甘やかされて良いのだろうか。
自分の幸せを差し置いて、人を殺し、不幸に変える。
俺は、それでも、コイツらと幸せでいいのか。
乾 袮菰
凜夜がいいのなら、凜夜がそれでもいいと思うなら、いいんじゃないかな?
乾 袮菰
俺は凜夜の意見は否定しないよ。
親父は、いつの間にか、優しくしてくれて、あの日が、
あの日々がまるで嘘かのような毎日だった。
俺は、信じられない日常を受け入れながら、流して、
人と関わりあって、
初めて、ホントの愛を知って、
悲しくなって、辛くなって、
自分が、普通じゃないことを知って、
後悔して、
そんな毎日なはずだった。
俺が普通だと知って、
俺が愛される理由を知って、
俺が幸せだって思い知った。
幸せであるべき人たちを手のひらで転がしておきながら、
俺がただ平凡に幸せでいいのだろうか。
宇緑 栖褫
俺だって初めは、大変だったよ。
宇緑 栖褫
人を殺すなんて到底出来ないし、怖かったよ。
宇緑 栖褫
けど、それがいつの間にか当たり前になってた。
宇緑 栖褫
ホントはダメなことだとわかっていても、そういう運命なのだと知ってしまった以上逃れられないとわかった。
来栖 或麻
だから俺たちは、そそくさと逃げるように、辞めるしか無かった。
来栖 或麻
辛いことは全員で分け合えば、それなりになれる。
来栖 或麻
全員分で、ひとつ。俺たちは、6人でひとつだからな。
そうやって





俺も逃げられたら、どれだけ楽だっただろうか。
俺にとって、逃げることは、死ぬことと同じ。
俺が不幸になれば、こいつらは幸せになれる、
そう信じてきた。
その運命もいつか終わる。
俺はそうと知った時、
どうしたらいいのだろう。
俺が知らないことを知った時、
俺はどうしたらいいのだろう。
けれど、その時にはきっと、皆が居る。
相棒祢命が居る。
アイツ六花が居る。
雪梛がいる
だから、俺は、
まだ、
生きていた行って思えるんだよ。

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