あれは、高校2年生の秋
居残りでバイトに遅刻しそうだったから
廊下を全力疾走していたとき
急ぎすぎて 誰かとぶつかってしまった
慌てながらも
状況を把握しようと周りを見渡すと
お互いの鞄の中身が散らばっている
急いで落ちてしまった物をひろう
…そういえば この人って
隣のクラスのヤンジョンウォンさんだよね
少しの会話の間に鞄の中身を全部ひろって
バイトに間に合うようにその場を去った
・・・
@バイト
この見た目も中身もかっこいい人は
ヒスン先輩
私の1個上で 今高校3年生
歳が近いのもあって仲良くなって
バイトの終わりが被ったときは
いつも一緒に帰ってる
ヒスン先輩はかっこいいだけじゃなくて
包容力があって話してるだけで癒されるの
気づいたら
私は先輩のことが好きになっていた
@バイト終わり
2人でお店を出て駅までの道を歩く
うそ… 嘘だよね?
やだよ、ヒスン先輩がいるから毎日来てたのに
そんな話をしていると 駅に着いた
私がそう言うと 先輩は行ってしまった
⇒Next ♡15














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!