〈めとくま side〉
ようやくななもんさんの現実事情が落ち着き、そら組として活動できそうになった。
中々良い案が出ず、4人で考え込んでいると、
ガタガタ
突然の大きな地震、しかしスマホを付けても、テレビを付けても地震関係の情報が流れてこない。こんだけ大きい揺れで、しかもだんだん強くなっているのだ。なのに
さっきまでの平和はどこに行ったのかと聞きたくなる程の惨状。あやばい。これ死ぬわ。天井が落ちてくるのを見て、俺は意識を失った。
次に目覚めるとなんとも言えぬ、ふわふわした世界だった。
『ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、皆起きたようじゃな。』
突然頭の中に声が響く。なにこれ。
『そうじゃな〜、お前たちの言葉で言うならば神じゃ。』
神、初めて会った。さっきから震えが止まらないのは、神圧のようなものにやられているからか?
『ゲームをしようと思ってな』
『そうだねぇ………。簡単に言うと君たちにはヒロアカの世界へ行ってもらう。そして、そこでオールフォーワンを倒せば君たちの勝ち。倒せなければ、
君たちの負けだ。』
『勝ったら元の世界に帰してあげるよ。負けたら0歳からもう一度やり直し』
『もちろん、ヒロアカの世界でだよ。』
『無いに決まっているじゃないか!!当たり前さ!!!』
すごい。俺やテトさん、せいじくんが神と名乗る存在から放たれる威圧感にひるんでいる間に次々と質問し、情報を得ている。さすが最年長。
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『して、質問は以上かの?では、早速転生させようか。』
体がだんだん透けていく。完全に消える前に、せめて、これだけは
おぎゃあ、おぎゃあ
ん………。大きな赤ちゃんの声で意識が明瞭になっていく。あれ?俺は…………
あ、転生したのか…………てとさんやななもんさん、せいじくんと会えるといいな…………
あれ、眠気に勝てな....…い…………
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。