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第32話

#17
241
2025/07/21 03:12 更新
目が覚めた。起き上がると体が軽かった。



熱はもう引いているようだ。



仕事に行こうと電話をかけようとすると、ツララから「今日は休みにするように言っておいた」とメッセージが来てきた。



仕方ないのでゴロゴロすることに。

(なまえ)
あなた
……


ひたすらゴロゴロし始めて早30分。


私はどうにも体を動かさないと気持ち悪くなる体らしい。



職人病かなと思いつつ、久々にゆっくりできる日なのでマーチェット通りをぶらぶらすることにした。

(なまえ)
あなた
わあ…やっぱりおしゃれだなあ


イマドキな服からレトロな服、純喫茶を思わせるようなアクセなど、様々なジャンルの「オシャレ」が立ち並ぶ通りをひたすらに眺める。



こういうのもたまにはアリだな。



気がつくともう日が暮れていて、せっかくなので夜からオープンするお店も見てみることにした。

(なまえ)
あなた
ここの路地…すごい雰囲気ある


柔らかな色のランプが灯る路地に入ると、突き当たりにおしゃれなバーの看板が。


3階建ての建物で、1階は物置。2階がバーになっているようだった。

そして3階は……
(なまえ)
あなた
…ああ……


キャバクラだった。

とりあえず、バーに入ってみることにした。

.
いらっしゃいませ


軽快なベルの音とともに、初老のオーナーが迎え入れてくれた。


アンティークな雰囲気で、結構人が多い。


もしかしたら有名店なのかもしれない。

(なまえ)
あなた
こんばんは。一元ですけど大丈夫ですか?
.
歓迎いたします。どうぞこちらの席へ


案内されたカウンターの隣の席に、背の高いスーツを着た男の人が座っていた。

(なまえ)
あなた
お隣失礼します
オーター
オーター
どうぞ
(なまえ)
あなた
 


えっ?


まっ……えっ?

(なまえ)
あなた
おっ…オタっ…オータっ……
オーター
オーター


なんっで…なんっでっ!オーターさんが………ッッッ…

.
レディ、ご注文はどうされますか?
(なまえ)
あなた
あっ…


メニューに目を走らせた。


そして、今の私に必要なお酒を発見した。

(なまえ)
あなた
エンジェルショットで
.
えっ?
オーター
オーター
何もしてないのにやめてもらえます?

エンジェルショット……注文することで、相手に気づかれることなく店側にSOSのサインを出すことができるというもの。

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