???side
なんだここ、暗いな
なんで俺はここに居る?
どこだよ
誰かいないかな
少し歩いてみよう
どこなのかも知りたいし、誰かいるのか知りたい
まっすぐ、進んでいこう
ちょっとワクワクしてきたかも
ー数分後ー
なんでだよ
これだけ、歩いても、歩いても、歩いても歩いても歩いても
闇なんだけど!!!!!!!!!!
どうしたら出れるんだろう
いや、出させてもらう?
どれが正しいのか
そもそもなんで俺はここにいるんだ
えーっと、
あっそうだ、俺が“トラック”に引かれたからだ、きっと、
青が学校に来た日はよく三人で帰っていた
そんな日も、雑談をしながら帰っていた
青が横断歩道前でしゃがみ込んだ
チアノーゼの症状のせい
少しでも、血流を良くするため、そして、1番楽な姿勢
そこに黄は付き添って、背中を撫でていた
周りは見えていないようだった
そんなとき、
トラックが青と黄の方に突っ込もうとした
俺は、それに気付いた
体が勝手に動き出して、気づいたら青と黄を押していた
その二人は引かれていなかった
俺の記憶の中では、
その二人の代わりに俺が引かれた
10メートルくらい体が吹っ飛んでいった
そして、少し宙に舞う、そんな感覚がした
じゃあ、ここ地獄なの?
まだ、生きたかった
なんでだよ!もう、みんなとおんなじの学校に行けないのか?
すると、この暗闇にとある声が響いた
この声、この敬語
絶対黄だ。
前よりも少し低くなっていたが、
あどけなさが抜けない可愛らしい声
この声はきっと、届かない
聞こえない
どうしたら、
どうすれば、一人じゃなくなりますか?
この答えはいつでるのでしょうか?
また三人で笑い合える日は来るのでしょうか?
答えてほしい
あの日、俺が庇わなかったら、
黄と青は確実に死んでいた
俺は今、死と生の間にいるのかもしれない
ここから出して、
俺はただ、あの二人と話したい、生きたい、笑いたい
これじゃ、わがままですか?
俺は、そう思わない
これがわがままなら、俺は、今まであの三人にたくさんのわがままを聞いてもらっている
よくしてもらってる
もしも、神様がいるなら、
この願いを叶えてください
これ以上のわがままは、ないから
助けて、ただ、これだけ、
good bye!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!