第13話

Chapter:11 (今日は例外!)
22
2026/04/10 05:00 更新

???side

なんだここ、暗いな

なんで俺はここに居る?

どこだよ

誰かいないかな

少し歩いてみよう

どこなのかも知りたいし、誰かいるのか知りたい

まっすぐ、進んでいこう

ちょっとワクワクしてきたかも

                        ー数分後ー

なんでだよ

これだけ、歩いても、歩いても、歩いても歩いても歩いても

闇なんだけど!!!!!!!!!!

どうしたら出れるんだろう

いや、出させてもらう?

どれが正しいのか

そもそもなんで俺はここにいるんだ

えーっと、

あっそうだ、俺が“トラック”に引かれたからだ、きっと、
千桃生 桃
今日青が学校来てくれて嬉しい
黄宮 黄
そうですよ!
蒼桜 青
えー、そう?
千桃生 桃
そうだよ!レア!シークレットか?
黄宮 黄
桃くん、シークレットは秘密って意味ですよ
千桃生 桃
あ、まぁいいべ!
蒼桜 青
ふふw

青が学校に来た日はよく三人で帰っていた

そんな日も、雑談をしながら帰っていた

青が横断歩道前でしゃがみ込んだ

チアノーゼの症状のせい

少しでも、血流を良くするため、そして、1番楽な姿勢

そこに黄は付き添って、背中を撫でていた

周りは見えていないようだった

そんなとき、

トラックが青と黄の方に突っ込もうとした

俺は、それに気付いた

体が勝手に動き出して、気づいたら青と黄を押していた

その二人は引かれていなかった

俺の記憶の中では、

その二人の代わりに俺が引かれた

10メートルくらい体が吹っ飛んでいった

そして、少し宙に舞う、そんな感覚がした

じゃあ、ここ地獄なの?

まだ、生きたかった

なんでだよ!もう、みんなとおんなじの学校に行けないのか?

すると、この暗闇にとある声が響いた
桃くん、あのトラック、居眠りの運転でした
犯人は捕まりました

この声、この敬語

絶対黄だ。

前よりも少し低くなっていたが、

あどけなさが抜けない可愛らしい声
千桃生 桃
おい!ここはどこだよ!
千桃生 桃
答えてくれ!黄!
千桃生 桃
一人に、しないでくれ

この声はきっと、届かない

聞こえない

どうしたら、

どうすれば、一人じゃなくなりますか?

この答えはいつでるのでしょうか?

また三人で笑い合える日は来るのでしょうか?

答えてほしい

あの日、俺が庇わなかったら、

黄と青は確実に死んでいた

俺は今、死と生の間にいるのかもしれない

ここから出して、

俺はただ、あの二人と話したい、生きたい、笑いたい

これじゃ、わがままですか?

俺は、そう思わない

これがわがままなら、俺は、今まであの三人にたくさんのわがままを聞いてもらっている

よくしてもらってる

もしも、神様がいるなら、

この願いを叶えてください

これ以上のわがままは、ないから

助けて、ただ、これだけ、

good bye!

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