あなたside
ゴホッ ゴホッ……ウッ……ぐるじッ……
あなた、大丈夫だよ、ゆっくり〜吸って〜吐いて〜
ヒュッ……スー……ゴホッ、ゴホッ……ッ…ハー…ガハッ…ゴホッ、ゴホッ
大丈夫、できてるぞ
吐く方に集中して……
吐く方……吐く方に集中……
スー……ゴホ…ッ、ハーー……ゴホッ、ゴホッ……
スー……ハ、ハー……スー……ハー……
呼吸が落ち着いてきた。
ふぅ……もう大丈夫、ありがとう
そっか、頑張ったな(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
(*^^*)
その時
はぁ……
亮平にぃがため息をつきながら部屋に入ってきた。
今まで……トイレに行ってたのかな?
顔色が悪いけど……
亮平にぃ
……
やっぱり体調悪そう……
私が話しかけても気づいてないみたいだし……
おい
ビクッ……な、なに?
なにじゃねぇだろ。さっきあなたが話しかけてたのになんで無視すんだよ
ご、ごめんなさい…………なに?あなた
……亮平にぃさ、体調悪い?
ッ……
亮平にぃの眉がぴくっと上がった。
やっぱり体調悪いんだ……
え、体調悪いの?亮平
迷惑なんだけど
ッ!!
そ、そんな言い方((
全然!全然元気 ニコ
じゃあ俺、先2階行くね……
そう言い亮平にぃは2階に行ってしまった。
……ッ
私は、その後を追いかけた。
亮平side
亮平部屋
はぁ……
またやっちゃった。
また怒られた……
コンコンコン
亮平にぃ、入っていい?
あなただ。勉強で何かわからないところでもあったかな?
いいよ
……亮平にぃ、無理してるでしょ
……え?何が?
顔色悪いよ。真っ青
……
にぃに達の事が怖いのはわかるけどさ、たまには素直に((
……いいよねあなたは。それが許されるんだからさ
……え?
「たまには素直に」とか「いつでも頼って」とか、「亮平にぃ大丈夫?」とかさ、なんでお兄ちゃん達の前で言うかな?
あなた、自覚ないでしょ。
あなたが堂々というその言葉をお兄ちゃん達が聞いて、俺に言ってくるの。
「あなたに変な事吹き込むな」、「変なことすんな」って
あなたが何か俺に味方するようなこと言うと、お兄ちゃん達の怒りが一周まわって俺に来るわけ
……そこまで言ってしまってから気づいた。
やってしまった。
これが本心の全てでは無い。
………でも、嘘でもない。
だからさ……もう俺に構わないでよ……
変に気遣われてるほうが、俺にとっては辛い
だから……もう……ほっといて……(涙目)
……もう引き返せない。
……ご、ごめん……亮平にぃ……(涙目)
部屋……出てくね……?
そう言いあなたは部屋を出ていった。
はぁ………何してんだろ……俺……
俺はベットに倒れ込んで、そのまま寝た。
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- ノンジャンル
私はいらない子…?【第二章】
https://novel.prcm.jp/novel/BH9Jh7FToh5pQRTyMjkH第1章 今まで家族からはいないも同然として扱われてきた私 そんな私はストレスからくる病気で倒れ、兄たちからは謝罪の言葉がたくさん 他人に心を開かなくなった私を兄たちは元に戻せるように努力して行く物語
favorite 10,506grade 2,214update 4日前 - ノンジャンル
私はいらない子…?
SnowManの一家に生まれたあなた 親はいなく、兄弟だけで暮らしている そんなあなたには双子の弟亮平が… 亮平は生まれつき体が弱く、よく体調を崩していた そんな亮平に甘々でべったりの家族 それに対してあなたは相手にされない 亮平の方が大事だから… だんだん壊れいくあなたの未来とは…
favorite 47,232grade 3,294update 5時間前 - ノンジャンル
私の何がダメだったの…?
私が12歳の時、両親は家を出た まだ12歳だった私、そして兄9人を置いて… 両親が家を出た理由。 それは私だけ知らされていなかった 両親からの置き手紙はあったはず。でも兄たちは、それを見せてくれなかった それどころか人が変わったように私を避け始め、冷たく、赤の他人のような眼差しを向けてくる なぜ避けられているのか理由も分からなくて、1人で孤独に生きてきた私 お兄ちゃん、もう一度こっちを見てください…
favorite 11,117grade 2,228update 3日前 - ノンジャンル
私はいてもいいのかな…
私は家族にいていいか分からない もしかしたらお兄ちゃん達に嫌われてるのかも… 気まぐれ更新です。
favorite 1,799grade 450update 1日前 - ノンジャンル
私のことも見て、、、
深澤家は親が居らず、兄妹達だけで暮らしてきた。 深澤家には、生まれつき身体が弱い亮平がいた。 そのため、兄たちは亮平のことばかり気にかけ、夢主の事はなんとも思っても、気にかけることもなかった。だけど、ある2人だけはみんなの前では、 亮平だけを気にかけるが、みんなが居ないところでは、夢主を気にかけ心配してくれていた。 そう。夢主も昔から喘息もちだった。 他の兄弟たちは気付いてくれるのだろうか。
favorite 3,091grade 716update 3日前
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見る![チャレンジ作家案内ページへ](https://storage.googleapis.com/prcmnovel-tokyo-prod-official/banner/challenge-stop.png)
チャレンジ小説
もっと見る- 青春・学園
ギークでナードな祓い屋さんは、不良高で友達100人つくりたい!
次回更新予定:6月27日(火) 友達0人の高飛車で内弁慶な祓い屋を目指す徳地(とくち)有利(ゆうり)。修行の為に転校した学校はなんとお化けと不良で有名な学校だった! しかも一人前の祓い屋になる為には友達100人作らないといけないという条件まで加わって……?! 「ウチの学校の売りは何と言っても顔の良い奴が多い所だな!ま、逆に言うとそこくらいしか無いんだけど……」 「ま、せっかくだし3年間楽しんでいけよ?」 「ようこそ、逢魔ヶ時高校へ」
- 恋愛
恋せよ、テレパスガール!
高校二年生の澪には、決して誰にも言えない秘密があった。それは人の心が読めてしまうということ。中学の頃、そのことが原因で仲間外れにされた経験を持つ澪。だから高校では友達の心と空気を読んで、周りに気を遣いながら大人しく過ごしている。そんなある日、澪は不良として有名なクラスメイト・風間とぶつかってしまう。揺れる彼の短い金髪。すくみ上がる澪に聞こえてきた、彼の“心”の声はーー 『ヤバ……。白坂さん、今日も可愛すぎる……』 ……え? 心を読んでしまったことで近づく、二人の恋の物語。
- 恋愛
あの恋の続きは夢のなかで
雨も風もない、静かな夜に 必ず"1年前の日常"の夢を見てしまう 高1ピアニスト浪川 和佳。 ・ 夢のなかには、かつて"ベストコンビ"だった 隼の姿があった____。 ・ 夢のなかで和佳が見つけた、 終わった恋に隠された隼の衝撃の真実とは。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。