次から次へと戯言の様な話を言う上層部。
周りにいる奴らも、全員ゴニョゴニョと愚痴を言っている。
態と、私に聞こえる様に。
その中に
"あの六人も見る目がない"
"洟美は調子乗っている"
と、関係無い人の愚痴まで言ってきて。
その場にいる全員、殺気立っていたが
私は制した
ユウの口を塞ぐ
少し睨みをきかせたら、ユウは悔しそうに
"ごめん"と呟いた
心底呆れそうだ。
こんな事して、何故許される?
何故警察は動かない?
上層部が殺ったという証拠がないから?
__________________あぁ…そう………
…上層部は醜いよ。
前から分かってた事だった。
…でも
こんなに醜いんだ。
私はそう思い知る。
…勝手に愚痴ればいい。
そんな気にしていられるほど暇じゃない。
それに
慣れている。
視界に入る、那奈斗達六人を抜くその場の全員
顔が引きつっていた
…まだ声出ないんだ。
起きて大分時間経ったのに。
…今更嘘をついたって無駄だ。
そもそもの話だけれど
六人全員、名字が違うのだから。
…この六人の周りに居る人、皆
温かくて
眩し過ぎるぐらいの人達ばかりだった。
…類は友を呼ぶ
言う通りだと心の底から思った時は
もう、何十年も前の、昔の話。
…そう。
人の優しさに触れたのは、確か
"あの時"、"あの場所"から解放されて
半年以上経った
数十年ぶりだ。
目尻が熱くなって
目の前がボヤけて
心が締め付けられて
息が詰まりそうで
でも
心が、温められるような
変な感覚に陥ってた。
…今なら、全部…分かる。
…こんな風に…。
_______________________首が飛ぶぞ。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。