第22話

❄閉ざされたk
496
2023/02/23 06:03 更新
フィリップ
相当風変わりな趣味を持つ富豪が美女をはべらせて仮面舞踏会を開いている…
…以外の考えが浮かばないね、ぼくには…
ははは、まあそう思うよねぇ
あなた
どうなんだろう
あなた
美女をはべらせるのが目的としては仮面が不気味すぎる
あなたの下の名前は考えるようなそぶりを見せた。
左翔太郎
そこにただの悪趣味じゃない、何か意味があるような気がする…
左翔太郎
さらにだ、ご主人が楽しむだけの宴ならそこのお婆さんは邪魔だろ。
なのに逆に金屏風みたいなのを背負ってる。一番偉そうだ。
従って、俺には娯楽のための宴会には思えない。
うむ。…では君の答えは?
左翔太郎
正直、妖怪に化かされてる、ってのが一番近いんだけどな。
狐の嫁入り、みたいな光景だ。
男は突然笑い出した。
ふっ、はははははははははっ
君、名前は?仕事は何をしているの?
左翔太郎
俺は左翔太郎。こいつは相棒のフィリップ。その隣にいるのがフィリップの助手の加賀美あなたの下の名前。
左翔太郎
三人とも私立探偵だ。
あなたの下の名前はぺこりと頭を下げた。
それでか!驚いたよ。大した直感だ。君の答えはほぼ正解みたいなもんだ!
左翔太郎
なんだってえ?
翔太郎が声をあげた。
その通り、これは嫁入りなんじゃ。この男の嫁候補から一人を選ぶためのね。
彼女ら四人がその狐たちだよ。
お婆さんが集まっている4名の女の人達を指した。
俺はこの中から一番自分に合った妖怪を選ぶ。そういう宴さ!
鏡野空也
俺は鏡野空也。この鏡野邸の主人だ。
男は仮面を取った。
左翔太郎
え!その仮面、とっちゃっていいわけ?
翔太郎はめちゃくちゃ吃驚しているが、フィリップとあなたの下の名前はあまりびっくりしてない様子。
鏡野空也
ま、屋敷の側は最初から顔が割れてるからな。表情を読まれないための用心みたいなものだ。
私から説明しようかねえ。
お婆さんも仮面を外した。
鏡野空也
鏡野キク。俺の祖母だ。

プリ小説オーディオドラマ