姫乃side
今日から私は花岡女子高校の生徒になる。
着慣れないブレザータイプの制服は成長期がほぼ終わったせいか中学の時ほどブカブカではない。
毎日スカーフを結ばなくていいのが楽でいいななんて思いながら鏡の自分を見てみる。
高校進学に合わせて髪を切り、イメージチェンジをした。春から同じ高校のあの子に可愛いと言ってもらいたいからだ。
1階から少しテンションの高い母の声が聞こえる。
高校到着
高校の門をくぐってすぐにお目当ての子がいないか探す。今日はあの子に会うために来ているようなものなのだ。
周りを見渡すと当然ながら知らない人ばかりだった。圧に潰されてしまいそうになりつつあの子を探す。
小走りをすると人にぶつかってしまった。
前を見ると短髪で怖そうな見た目の女の子がいた。
関わったら確実に死ぬ見た目をしている。
そう言うと私は一目散にに逃げ出した。
高校生活が早くも終了したなと思うと今までの記憶が走馬灯のように駆け巡っていく。
見慣れた顔を見て私は咄嗟に飛びついた。
怖い目にあったせいかとてつもない安心感が私を満たす。
変わらない様子でそう答える彼女を見て嬉しくなる。
今までにないほど爆笑する彼女を見てなんとも言えない複雑な感情が込上げる。
そんなことは置いておいて、私たちはクラス分けを見に行くことにした。
謎に黙りこくる櫻子を横目に知っている名前がないか目をこらす。
そこで重要な事実に気がついた。
つい嬉しくて大声を出すと櫻子は項垂れてしまった。
そう言う半泣き状態の櫻子を連れて教室へと向かう。見慣れない校舎がやけに大きく見えて迷子になりかけた。
可愛いと言ってもらうことを忘れていたのに気が付くのはしばらくあとの事だった。
教室には色んな人がいた。可愛い子、すぐに友達を作って早速話している子、お菓子を食べている子、そして...
後ろの席にはさっきの目つきの悪い単発の子がいた。
ちらっと櫻子の方をみると下唇を噛んで必死に笑いをこらえていた。
しばらくこちらを見て無言になっていたかと思えば唐突にポケットの中から何かを取りだしてこちらに差し出した。
そう言い名も知らぬ彼女が取りだしたのは確かに私のキーホルダーだった。
案外悪い子では無いのかもと思い思い切って話を広げてみた。
気がつくと櫻子は少し面白くなさそうな顔をして自分の席に座っていた。
少し不安もあるけれどこれからの高校生活が楽しみだ。
お久しぶりです。全然更新できない&低クオリティで申し訳ないです...。
わたしも新しい生活が始まって少し落ち着いてきたので書ける時にぼちぼち書きます(´・ω・`)
じゃっ















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。