“あなたにはこれから何体もの攻略対象を攻略してもらいます。“
“知ってますが?”
“今のご時世恋愛に性別は関係ないんですよ、考え方が古いですね。”
その攻撃はアラサーには効くぞおい…。
“まぁ、あなたの言い分はどうでもいいんです。”
“先ほども言った通りここには何体もの攻略対象がいます。“
”その攻略対象をハードモードでクリアしていただきます。“
”はい、ハードモードです。”
“好感度が−10から始まります。”
ぁー、俗に言う嫌われスタートか…。
“ないです。頑張ってください。“
”好感度は対象者の頭の上に表示されます。逐一お確かめください。“
”あぁ、それと、一日に何回かミッションをクリアしてもらいます。内容は時と場合によって異なるのでそのとき説明させてもらいます。“
”では、ご命運をお祈りします。“
ピカッ‼︎
ベッドの上…??
いつぶりだったか、ベッドの上で寝んのなんて…、
”させませんよ。あなたこれから入学式です。“
”何でもいいのでさっさと服着替えて学校行きますよ。遅刻したいですか??“
どうせ寝れねーとは思ってましたわ…、
”あぁ、はい、そうです。父と母は他界しています。“
”はい。なので仕送りは祖父母がしてくれています。感謝してください。“
”…しんみりしてないでさっさと用意してください。“
ガチャッ
”忘れてました。あなた、ミッションです。“
”はい。ハードモードですから。“
そういやそうだわ…、
”今日中に二体と友達になりましょうか。“
”声がでかいです。周りに誰もいなくて良かったですよ。“
“まぁ、そうですね。友達なので15から20くらいかと。”
“ハードモードですから。では、いってらっしゃい。”
The乙女ゲームって感じの学校すぎるだろ…、
やばい非常にやばい…
やばい事実に今気づいた…、
チラッ…
もしかしなくても、
攻略対象ってスケルトンかよ…!?!?












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。