初めて生贄になったことに感謝したあの日。

この世には" 鬼 "が存在する｡ 人間から鬼になったもの｡　鬼同士の間に産まれたもの。 鬼は人間を喰い殺し、" 鬼狩り "によって抹殺されていく｡ その中で、どんな鬼、鬼狩りからも恐れられている鬼が存在する。 その名は" 六幻 "。 鬼の中でトップを争うほどの強い鬼が六人集まった、集団で行動する鬼。 昔、紅い満月の夜の日に" 百鬼夜行 "を起こした伝説の幻の鬼と言われている。 そんな彼らの物語。

この世界に六つだけ存在する魔石、〈奏石〉。 天地を揺るがす災厄が世界に降り注ぐとき。奏石を持った六人が約束の場所へ集まり、世界を救うと言う……。 第一章：出会い編　完 第二章：王都編　完 第三章：魔王討伐編←

この世界には、「人間」の他に、数多の種族が存在する その中に、「鬼」という種族も存在する 鬼は、どの種族よりも長命で、強さは年齢に比例すると言われていた しかし、他の種族が生まれると同時に、鬼は居場所を奪われていった さらに時は進み…… 今、世間では『鬼狩り』というものが行われていた その『鬼狩り』により、鬼は数を減らしていった そして、その『鬼狩り』の中、生き残った六人の鬼がいた この物語は、その生き残った六人の鬼が奏でる物語 さぁ、耳を澄まして聞いてご覧…? 聞こえてきませんか…? 森の奥深く 儚く聞こえる…………『鬼の鈴』の音が

みんなは、「星座」を知っているでしょう? それぞれの生まれた月にある、それぞれの「星座」 このお話は、そんな「星座」に呪われた一家のお話 彼らは、自身の呪いを外してくれる〝運命の人〟と出会えるのか

鋳琉麻の死から早くも一ヶ月 蘭は着々と学校生活に慣れ、外での生活に馴染んでいた そんな中、一人の女性が悩みを抱えていた 彼女………精神科医の魅孤采は、ある事に頭を悩ませていた 相談に乗ることは出来ても、相談することが出来ない魅孤采 そんな彼女をさらに追い詰めるかのように、彼女の兄に、魔の手が忍び寄る 〝幼い頃から縛られ続けている〟彼女を救うことは出来るのか その運命を握るのは………〝二人の男性〟