「みなさん、私の話聞いてます!?」
このキャラの濃さで大人しく聞くと思っているんですか?学園長は
初対面の俺でも分かりますよ
「はぁ…。狸捕まえるくらいアンタがやりゃいいだろ、センセー」
「オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ!」
……その身なりで狸じゃないは無理があるのでは…?
「偉大なる魔法士になる男・グリムとはオレ様のことだゾー!」
「威勢のいい小動物ですね。リドルさん、お願いできますか?」
「違反者は見逃せないからね。さっさと済ませるとしよう」
……一生懸命逃げてるみたいだけど追い込まれてるのに気づいてないのか?
あ、行き止まり
「__『首をはねろ』!!」
「ふぎゃっ!?なんじゃこりゃ!?」
『首輪……?』
狸……グリムの魔力が封じこまれてる
「ハートの女王の法律・23条『祭典の場に猫を連れ込んではならない』」
狸の次は猫?
「猫であるキミの乱入は重大な法律違反だ。即刻退場してもらおうか」
「オレ様は猫でもねぇ〜!!」
あ、違うんだ
「こんな首輪すぐに燃やして……あ、あれ?炎が出ないんだゾ!」
「ふん!ボクがその首輪を外すまでキミは魔法を使えない。ただの猫同然さ」
うわー、嫌な魔法……
「に、にゃにー!?オレ様はペットじゃねーんだゾ!」
「心配しなくてもキミみたいなペットこっちから願い下げだ」
まぁ、炎を吹くペットはすすんで飼おうとは思わないだろうけど……
「ま、学園からつまみ出される頃には外れてるよ」
「いや〜、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法」
ユニーク、魔法?
はぁ、わかんないことだらけだな
『せめてもう少し知っておけば……』
「絶対に欲しい……じゃなくて、僕なら絶対にかけられたくありません」
……本音が出てるけど、あの子
「どうにかしてください!貴方の使い魔でしょう!?」
「しっかり躾を…………え?貴方のじゃない?」
「さっきから何度も言ってるじゃないですか!」
「……そ、そうでしたっけ?」
学園長……あなたもキャラ濃いですね
「ごほん!では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しいので」
……鍋?
食べんの?グリムを?
……狸って食べられんの?
「誰かお願いします」
「ぎにゃー!離すんだゾ!」
ぎにゃー!……って、個性的過ぎない?悲鳴の仕方
「オレ様は……絶対、絶対!」
「大魔法士になってやるんだゾー……!」
「なんであんなに必死なんだろう」
すんごいこだわりだな
何も大魔法士じゃなくても良くないか?
「少々予定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です」
「各寮長は新入生をつれて寮に戻ってください」
「……ん?そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニアくんの姿ぎ見えないようですが……」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。