第6話

リリアの興味を引く天魔くん
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2026/02/13 10:22 更新
「アイツがいないのはいつものことだろ?」
あー、ハブり?みたいなやつ?
「あれ?もしかして誰も式のこと伝えてないのか?」
「そんなに言うならアンタが伝えてやればよかったじゃない」
「うーん。でもオレ、アイツのことあんま知らないんだよなー」
「ドラコニアって……まさか"あの"マレウス・ドラコニア?」
……?有名なのか?

マレウス・ドラコニアって人間は
「この学校に通ってるってマジだったのかよ」
「怖えぇ……」
怖い、か……
「__おお、やはり」
「もしやと思って来てみたがマレウスは来ておらなんだか」
「"また"式典の知らせが届いていなかったと見える」
また?

てことはいつもハブられてんの?


それにしてもこれまたキャラが濃そうな喋り方……
「申し訳ありません。決して仲間はずれにしたわけじゃないんですよ」
さっきから思ってたけど……この人胡散臭い
「どうも彼には声をかけづらいオーラがあるんだよね」
オブラートに包んでいる、のか……?
「まあよい。ディアソムニア寮のものはわしに付いてくるがいい。……あやつ、拗ねてなければ良いが……」
一人称、"わし"?

やっぱりキャラ濃いじゃん
「……して、そこの者!何者だ?」
……?
「そなたの力、魔力……ではないな?」
『……俺、ですか?』
「そうじゃ」
そちらを向くとキラリと目を光らせて警戒に滲んだ視線を向けてくる
『そう、ですね……魔力ではないです。けど、何者か……についてはお答えすることはできません』
「くふふ、面白くなりそうじゃ。名はなんという?」
『……あなた、です。苗字は言えません』
「ほう、あなた……楽しみにしている」
その会話の後全寮が戻って行った
『はぁ……』
なんだあの人、いや人なのか?


あれは確実に魔力が見えていた

それに魔力かそうでないかの識別もできていた
てか、楽しみにしてるって何?
「__さて、ユウさん。大変残念なことですが……」
「貴方には、この学園から出て行ってもらわなければなりません」
「魔法の力を持たない者を学園へ入学させるわけにはいかない」
「心配入りません。闇の鏡がすぐに故郷へ送り返してくれるでしょう」
俺の事忘れてない?学園長
「さあ、扉の中へ強く故郷のことを念じて………」
「ほっ……………」
……俺も帰りたいんだけど
「さあ闇の鏡よ!この者をあるべき場所へ導きたまえ!」
「………………」
「ゴ、ゴホン……もう一度。闇の鏡よ!この者を……」
「どこにもない……」
「え?」
「この者のあるべき場所はこの世界のどこにも無い……」
「無である」
無?

住んでいた世界が無くなるなんてありえない
「なんですって?そんなこと有り得ない!ああ、もう今日は有り得ないのオンパレードです」
すいませんね、そこに俺が含まれてるかはわかんないけど
「…………………」
「私が学園長になってから、こんなことは初めてでどうしたらいいか……」
「そもそも貴方どこの国から来たんです?」
確かに、重要なことだ

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