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第15話

14話
961
2024/07/11 09:43 更新
一方その頃……
ななもり達は遊園地中を走り回っていた。
ななもり
ななもり
はぁッ…はぁッ……さとみ君…居た?
さとみ
さとみ
見当たらねぇ……ころんは?
ころん
ころん
僕も…はぁ……同じだよ
3人でこんなに走り回っても姿さえ見当たらなかった。
3人は近くにあったベンチに腰を落とす。
久しぶりに走った事もあり疲労が溜まったのだ。
このまま見つからなかったら…という不安に襲われた。
リツキ
リツキ
…はぁ……は………ぁ……
どこからかリツキの声が聞こえてきた。
3人はベンチから勢い良く立ち上がり辺りを見渡す。
声はあの建物の裏から聞こえてきていた。
さとみ
さとみ
あそこから…リツキの声が聞こえた
さとみはある建物を指差す。
その建物は整備されておらず建て直し予定地的な
場所で人があまり通っていなかった。
ななもり
ななもり
うん…間違いないよ
ころん
ころん
…行こう
3人は建物に近ずき物陰からチラッと様子を覗いた。
リツキ
リツキ
はぁッ…はぁッ……ヒゥッ…ァ……ア"……ハァッ……
胸を抑えて苦しそうにしているリツキがいた。
3人は急いでリツキに駆け寄り背中をさすったり
水を渡そうとする。
リツキはどうして3人が?という驚いた顔をしていた。
リツキ
リツキ
…ッ!?…なんッ…でッ…ヒゥッ……アッ……ハァッ……
ななもり
ななもり
後で話すから…とりあえず落ち着いて?
ななもりは優しくリツキの背中をさする。
少しずつリツキの呼吸が落ち着く。
3人はほっと胸を撫で下ろす。
さとみ
さとみ
よかったー…心配したんだからな
ころん
ころん
ホントそれなぁ…
リツキ君が無事で良かった!
ななもり
ななもり
…なんでここに居るの?
リツキ
リツキ
…えと、その……
リツキは気まずそうな顔をする。
何か話しにくい事でもあるようだった。
そんな様子を見かねた3人は深く聞こうとしなかった。
ななもり
ななもり
…とりあえず、皆の所に戻ろっか
さとみ
さとみ
そうだな!
ころん
ころん
戻ろ〜
リツキは黙ったまま3人に着いて行った。
ジェルらはさっき乗ったジェットコースターの近くに
あるベンチに座っていた。
3人はジェル達に近付き、おーいと声を掛ける。
ジェル
ジェル
ジェルはリツキの姿を見るとばっと立ち上がり駆け寄る。
少しばかり暗い、何処か心配したような顔をしていた。
ジェル
ジェル
リツキッ…!
ジェルはリツキに思いっきり抱きつき泣いている。
リツキは驚きながらも優しく抱きつき返した。
リツキ
リツキ
…ごめん、心配掛けて……
莉犬
莉犬
無事でホント良かった〜…!
るぅと
るぅと
ですね!
ジェル
ジェル
…もう居なくならんといてや?
ジェルは泣きながらリツキを抱き締め、一生懸命喋った。
そんなジェルを見たリツキは何かを決めたような顔をした。
リツキ
リツキ
あぁ、もう居なくならねぇよ
ジェル
ジェル
ほんま?じゃあ…皆遊園地楽しもう(*´˘`*)
ジェルは泣き過ぎてしまったからか
目が少し赤くなっていた。
リツキは優しく微笑みながらジェルの頭を撫でる。
リツキ
リツキ
そうだな
まだ全然遊んでねぇもんな
ころん
ころん
次どこ行く?
莉犬
莉犬
ねね、あれとか良くない??
アトラクションを指差し元気に言った。
どうやら、恐竜系のアトラクションの様で、
見ているだけで激しく動きそうな感じがした。
ななもり
ななもり
お!いいんじゃない?
るぅと
るぅと
じゃあ、そこ行きましょ!
さとみ
さとみ
リツキ、しんどくなったら言えよ?
リツキ
リツキ
分かりました!
ジェル
ジェル
楽しそうやな〜!
それからは、他のジェットコースターに乗ったり、
ホラーアトラクションなど色んな物に乗った。
気が付くともう日が暮れかけていた。
ななもり
ななもり
そろそろ帰ろっか
なんだが寂しい気もするがかなり楽しい思い出になった。
莉犬
莉犬
そうだね〜
ころん
ころん
疲れた〜
るぅと
るぅと
でも楽しかったですね!
さとみ
さとみ
だな!
ジェル
ジェル
また…来たいわ(*^^*)
落ちていく夕暮れを見ながら、独り言のように呟いた。
リツキ
リツキ
おう!また来ような
ジェル
ジェル
そうやね!
あれから…数年後。ジェルらは高校を卒業した。
昨日が卒業式だった。ななもりとさとみは
相変わらず時よりジェルらを見ては目に涙を浮かべる。
さとみ
さとみ
大きくなって…
ジェル
ジェル
何ゆーてんねん
そないに歳変わらんやろ
冷静にツッコミをいれながらもすくっと笑った。
ジェルはあれから笑うだけでなく怒ったり泣いたりの
感情がよく出るようになった。
ななもり
ななもり
それでも嬉しいものは嬉しいんだよォ〜
リツキ
リツキ
…次は莉犬らか
リツキがぼそりと呟くとななもりとさとみは
また目に涙を浮かべ始めた。
そしてジェルは少し面倒くさそうな顔をしながら、
リツキの方に視線をやる。
ななもり
ななもり
うぅ……そうだね
さとみ
さとみ
成長を感じる…!
ジェル
ジェル
おい…リツキ何しとんねん
リツキ
リツキ
んー?なんの事やら
なんて呑気に良い、誤魔化すようにへらへらと笑う。
ジェルもそれにつられて笑った。
そして、ふと思い出したかのようにリツキを見た。
ジェル
ジェル
そういえば…遊園地で
姿消しとったことあらへんかった?
リツキ
リツキ
あぁ、そんな事もあったなァ
天井を仰ぎ、思い出に浸るように
懐かしいと言わんばかりだった。
ジェルは少し心配の眼差しを向けていた。
ジェル
ジェル
あれなんでなん?
リツキ
リツキ
えーと…初めてのジェットコースターが
怖すぎて過呼吸になっちまったから
リツキ
リツキ
自販機を探して適当に
歩いてたら迷子になったんだよ
子恥ずかしそうに頬を掻きながらそう言った。
あの時はかなり心配されていたので、
言い出せなかっただけだったのだ。
ジェル
ジェル
マジ?阿呆やん
ほっと胸を撫で下ろし、相手小馬鹿にするように
悪戯っぽく笑った。良かったと、心からそう思った。
リツキ
リツキ
え、ひどくね??
ジェル
ジェル
まあまあ
リツキ
リツキ
いや、何がだよ
仲良くそう雑談をしていると、
莉犬とるぅとがジェルの横からひょこっと顔を出した。
ジェルは少し驚きながらもどうしたのかとは首を傾げる。
莉犬
莉犬
ねね!2人とも~
ジェル
ジェル
なんやー?
リツキ
リツキ
なんだ?
るぅと
るぅと
成長記録として皆で写真撮りません?
三脚とカメラを両手に持ちながら、2人に問い掛ける。
もう準備は満タンの様だ。きらきらとした瞳を2人に向けた。
ジェル
ジェル
おー、ええやん!
リツキ
リツキ
ななもりさーん、さとみさーん
写真撮りませんかー?
リツキは気を利かせ、ジェルの2人の兄に声を掛けた。
2人は振り返りジェルらに駆け寄った。
ななもり
ななもり
いいね!撮ろ撮ろ!
さとみ
さとみ
いいぞ~、すぐ行くわ
ころん
ころん
ちょ、ちょっと待ってー!!
るぅと
るぅと
はーい、じゃあ撮りますよ~?
莉犬
莉犬
笑って~
かしゃりと音が鳴り、無事撮れたのだろうかと、
るぅとと莉犬はカメラに駆け寄り、中を確認した。
そして、満面の笑みを浮かべながら、皆に写真を見せた。
ジェル
ジェル
おー、よく撮れとるやん
さとみ
さとみ
成長…!もう、寂しくなるよ~
ななもり
ななもり
ね~、寂しくなるよ~
ころん
ころん
時間が経つのはあっという間だもんね~
莉犬
莉犬
なんかころ兄が壊れた(?)
ころん
ころん
ゑ??
るぅと
るぅと
なな兄もさと兄も変ですね
すくすくと笑いながら、仲睦まじく雑談をした。
家族という、関係はとても温かいのだと、
そう改めて感じた。本当にこの家族で良かったと
思ったジェルであった。
りな(主)
りな(主)
はーい!無事(?)完結いたしました~!!
りな(主)
りな(主)
長い間、お待たせしてしまい、
本当に申し訳ないです…
りな(主)
りな(主)
中々いい感じに終わらせるのが難しくて…
りな(主)
りな(主)
いやぁ~、頑張った(?)
りな(主)
りな(主)
では、締めます!
すとぷり
すとぷり
おつぷり!!
りな(主)
りな(主)
おつりな~!!

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