朝起きてすぐに感じる違和感。
明らかに体が重い。喉も痛い。
体調崩すのいつぶりだろ。ここしばらくなかったから、完全に油断していた。
とりあえず会社に連絡しないと……
すぐにスマホを開く。体調を崩しているせいか、ブルーライトが少々きつい。
なんとか連絡はしたが、それだけでものすごく疲れた。
いくらなんでも体力落ちすぎでは…?
おかゆあったっけとか、まずは熱をはからないととか色々考えているのに体がいうことをきかない。
せきもでてきた……これはいよいよまずいか…?
ただ、体はとうに限界を迎えていたようで、僕の意識は薄れていった。
…………ドンドンッ
やや大きめの音で目が覚めた。
なんのおとだ…?
と思っていたらまたドンドンと音がした。びっくりして思わず固まる。
ドンドンッドンッドンドンッ
ずっと音がする。正直こわい。
不意に声が聞こえた。
え、?
もしかして、おれんちのドアたたいてる…?ドンドンってそのおとだったの…?
やばいすぐあけないと…!
重い体に鞭を打ってなんとかベットから立ち上がる。
ふらつくが、壁伝いに玄関まで行く。
その間にも音と声は止まない。
ドアを開けるとそこにはやっぱりわちさん、
そしていすみさん、kkまでいた。
え、そんなにいたの…?
それはもうしわけないけど。
え、っていうか…
頷いて3人を家にいれる。
kkが体を支えてくれて、なんとかベットまで辿り着いた。そのままベットに倒れ込む。
そう言われて体温計を渡されたから、脇に挟む。
すぐに電子音が鳴った。
高いのは分かっていたから、数値は見ずにkkに体温計を返した。数値を見たkkの顔が曇る。すぐに冷えピタをおでこに貼られた。
そう言ってkkは立ち上がろうとする。
気づけば手を掴んでいた。
熱で頭がふわふわして上手く働かない。
そのせいか、なんか今やばいこと言った気がする。
まぁいいか。
kkはそんな僕の我儘をきいてくれて、手を握り返してくれた。自然と安心する。
そのせいか、睡魔が襲ってきた。病人が抗うことなどできず、僕はそのまま眠りについた。
kkに「とんれんに引き止められて動けないからゼリー持ってきて」言われてきたが、一足遅かったようだ。
とんれんの寝顔は少し穏やかそうでちょっと安心。
そしてkkはとんれんの手を握っていた。
「引き止められて」ってそういうことね。
実は、私とわちはキッチンでおかゆやら作り置きやらを作ってたんだよね。どうせ食べれるものなんて持ってないだろと思って色々買ってきて正解だった。冷蔵庫ほぼ空だったし。
そう、私達が看病に行こうと思ったのはとんれんからのメールを見たから。
『たいちようくずしまのでやすみまさ』
これが送られてきたのだ。多分『体調崩したので休みます』とでも送りたかったのだろうが、全部ひらがなだし、誤字が多すぎる。明らかにやばい。
しかもこれが送られてきたのがわちの個人LINE。
本来休みの連絡は社用メールにするはずだから、それと間違えてる時点でさらにやばさに拍車をかけていた。
ちなみに、メールを解読したのはkk。
「これ暗号じゃなくて普通に誤字じゃない?」っていち早く気づいたんだよね。
解読したあとは簡単。スーパーとドラックストアで必要な物を揃えてとんれんの家に向かった。とんれんの住所はkkが知っていたから迷わずに来れた。
ふと目が覚めた。
でも朝のような体の重さはほぼないし、頭もすっきりしている。
そう言ってもう一度体温計を渡された。また脇に挟む。
相変わらずすぐに電子音が鳴る。表示された数値は37.7。微熱程度に収まっていて安心した。
外がすっかり茜色に染まっている。3人が来たのは昼前だったはずだから、4時間は経っているだろう。
それでもkkはずっといてくれたらしい。
そう言いつつ、kkはコートに手をかけた。
なんとなく、寂しいと思ってしまった。
熱でナイーブになってるのかな。
は…?冷蔵庫…??なんで???
そう言うとkkはさっさと帰っていった。
それにしてもなんで冷蔵庫なんだろ…?
体が重くなくなった分、足取りは前よりもふらつかなくなったからすぐにキッチンに着くことができた。
そのまま冷蔵庫の前に行き、開く。
そこにはおかゆが入った土鍋と大量の作り置きとメモ書きがあった。
『後輩よ。もっと先輩を頼れ。』
おそらく、というか間違いなくあの3人が残したのだろう。
本当にいい先輩達だなぁ…!
涙が出てきたけど、これは笑ったせいだな、多分。
次の日、会社にて
頼り方が合ってるかはわからないけど、こうやって笑い合えるだけで幸せだなぁ…!!
心の底からそう思った。
そして後日、四人が作った謎に苦しめられる松丸社長がいたとか……
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うーーん終わり方迷子。
3400文字…!?なっっが!?
最後まで読んでくれて本当にありがとうございます✨












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!