第2話

頼れ後輩
301
2026/03/14 14:52 更新
とんれん
……ん゙
朝起きてすぐに感じる違和感。
明らかに体が重い。喉も痛い。
とんれん
…や゙らかしたぁ゙……
体調崩すのいつぶりだろ。ここしばらくなかったから、完全に油断していた。

とりあえず会社に連絡しないと……
すぐにスマホを開く。体調を崩しているせいか、ブルーライトが少々きつい。

なんとか連絡はしたが、それだけでものすごく疲れた。
いくらなんでも体力落ちすぎでは…?
おかゆあったっけとか、まずは熱をはからないととか色々考えているのに体がいうことをきかない。
とんれん
はぁ゙……ッゲホゲホ…ッ…
せきもでてきた……これはいよいよまずいか…?
とんれん
くすり……のま゙なきゃ……
ただ、体はとうに限界を迎えていたようで、僕の意識は薄れていった。





















…………ドンドンッ
やや大きめの音で目が覚めた。
とんれん
ん゙ぁ……?
なんのおとだ…?
と思っていたらまたドンドンと音がした。びっくりして思わず固まる。

ドンドンッドンッドンドンッ

ずっと音がする。正直こわい。
不意に声が聞こえた。
わち
とんれーーん!!生きてるー!?
え、?
とんれん
わ゙ちさん…!?
もしかして、おれんちのドアたたいてる…?ドンドンってそのおとだったの…?
やばいすぐあけないと…!
重い体に鞭を打ってなんとかベットから立ち上がる。
ふらつくが、壁伝いに玄関まで行く。
その間にも音と声は止まない。
わち
とんれーん!おーい!とんれーん!とーーんーーれーー…
とんれん
………ちょっと…きんじょめ゙いわくだとおもい゙ます……
ドアを開けるとそこにはやっぱりわちさん、
そしていすみさん、kkまでいた。
え、そんなにいたの…?
いすみ
とんれん!!良かったぁ、生きてた!!
とんれん
その゙いいかたはどーなんですか…
kk
いや、呼び鈴鳴らしても出てこないんだもん。中で倒れたりしてるんじゃないかってヒヤヒヤしたよ。
それはもうしわけないけど。
え、っていうか…
とんれん
いつから゙、?なん゙で…?どうしてッゲホッケホ……
わち
おーおー、とりあえずここで話してもあれだし、中入ろう。いい?
頷いて3人を家にいれる。
kkが体を支えてくれて、なんとかベットまで辿り着いた。そのままベットに倒れ込む。
kk
とりあえず熱測ろ?
そう言われて体温計を渡されたから、脇に挟む。
すぐに電子音が鳴った。
高いのは分かっていたから、数値は見ずにkkに体温計を返した。数値を見たkkの顔が曇る。すぐに冷えピタをおでこに貼られた。
kk
やっぱ高いねー…
食欲は?
とんれん
あんまない゙…
kk
そっか。でも、薬飲まなきゃだからなぁ…ゼリーとかも無理?
とんれん
それな゙らいけそう…
kk
わかった。持ってくるね。
そう言ってkkは立ち上がろうとする。
気づけば手を掴んでいた。
kk
うん?どした?
とんれん
……ここいて
kk
え?
とんれん
………ひとり、やだ…
熱で頭がふわふわして上手く働かない。
そのせいか、なんか今やばいこと言った気がする。
まぁいいか。
kk
ふふっ、いいよ。いすみ達に持ってきてもらお。
kkはそんな僕の我儘をきいてくれて、手を握り返してくれた。自然と安心する。
そのせいか、睡魔が襲ってきた。病人が抗うことなどできず、僕はそのまま眠りについた。














いすみ
おーい、ゼリー持ってきたよ〜
いすみ
って、あらら…寝ちゃった?
kkに「とんれんに引き止められて動けないからゼリー持ってきて」言われてきたが、一足遅かったようだ。
とんれんの寝顔は少し穏やかそうでちょっと安心。
kk
惜しかったね。ついさっき寝たとこだよ。
そしてkkはとんれんの手を握っていた。
「引き止められて」ってそういうことね。
いすみ
じゃあここにゼリー置いとこうか。
あと、薬も。
kk
ありがとう。助かる。
いすみ
いえいえ〜
わち
おーい、あらかた作り終わったよ〜
いすみ
ありがとー
kk
ナイスー
実は、私とわちはキッチンでおかゆやら作り置きやらを作ってたんだよね。どうせ食べれるものなんて持ってないだろと思って色々買ってきて正解だった。冷蔵庫ほぼ空だったし。
わち
とんれん落ち着いた?
kk
今めっちゃ寝てる
わち
そうか。とりあえず一安心だな
わち
しっかし、メール来たときは驚いたなぁw
そう、私達が看病に行こうと思ったのはとんれんからのメールを見たから。
『たいちようくずしまのでやすみまさ』
これが送られてきたのだ。多分『体調崩したので休みます』とでも送りたかったのだろうが、全部ひらがなだし、誤字が多すぎる。明らかにやばい。
しかもこれが送られてきたのがわちの個人LINE。
本来休みの連絡は社用メールにするはずだから、それと間違えてる時点でさらにやばさに拍車をかけていた。
いすみ
わちから「とんれんから怪文書送られてきたんだけど」って言われたときはマジでびっくりしたよw
kk
一瞬新手の暗号かと思ったw
ちなみに、メールを解読したのはkk。
「これ暗号じゃなくて普通に誤字じゃない?」っていち早く気づいたんだよね。
解読したあとは簡単。スーパーとドラックストアで必要な物を揃えてとんれんの家に向かった。とんれんの住所はkkが知っていたから迷わずに来れた。
いすみ
なかなか出てこないのは不安だったけど、なんとかなって良かった。
kk
わちが声デカくて良かったね
わち
それ本当に褒めてるか?
kk
褒めてるよw
にしても、熱の原因はやっぱり疲れ?
最近忙しそうだったし。
いすみ
多分そうだろうね。コラボの時の謎とかも作ってたし。
……もうちょっと俺らを頼ってくれても良かったのに。
わち
ほんとにそうだよなぁ。
もっと先輩を頼ってほしい。そのための先輩だろ。
kk
わちが先輩らしいこと言ってる…!?
わち
おい失礼だろそれはww
いすみ
www
kk
www
















ふと目が覚めた。
でも朝のような体の重さはほぼないし、頭もすっきりしている。
とんれん
………ふぁ…
kk
お、起きた。おはよう。
とんれん
…おはよ
kk
体調どう?
とんれん
大分良くなったよ。
kk
それは良かった。
念の為もう一回熱測ろうか。
そう言ってもう一度体温計を渡された。また脇に挟む。
相変わらずすぐに電子音が鳴る。表示された数値は37.7。微熱程度に収まっていて安心した。

外がすっかり茜色に染まっている。3人が来たのは昼前だったはずだから、4時間は経っているだろう。
それでもkkはずっといてくれたらしい。
とんれん
わちさんといすみさんは?
kk
わちは会議があるって昼過ぎに帰った。
いすみはついさっき帰ったよ。
とんれん
そっか
とんれん
…あのさ
kk
んー?
とんれん
本当にありがとう
kk
どういたしまして〜
とんれん
ごめんね。仕事もあったのに……
kk
デカい仕事が一個片付いた後で余裕あったから大丈夫!
kk
それに、熱で倒れてる後輩はさすがにほっとけないしさ
とんれん
…それは、ごめん
kk
だから謝らなくていいってw
そう言いつつ、kkはコートに手をかけた。
とんれん
帰るの?
kk
うん。……なに、帰って欲しくないの?w
とんれん
そういうわけじゃないけど…
なんとなく、寂しいと思ってしまった。
熱でナイーブになってるのかな。
kk
ごめんね。明日ちょっと早く会社に行かなきゃいけなくてさ。
kk
どうしてもっていうなら、冷蔵庫の中見てみな。
は…?冷蔵庫…??なんで???
kk
多分、寂しくなくなるよ。
とんれん
え、?それってどういう…??
kk
じゃー俺帰るわ!またね!
とんれん
あっ、うん。またね。
そう言うとkkはさっさと帰っていった。

それにしてもなんで冷蔵庫なんだろ…?
とんれん
…見に行くか
体が重くなくなった分、足取りは前よりもふらつかなくなったからすぐにキッチンに着くことができた。
そのまま冷蔵庫の前に行き、開く。
とんれん
…ふふっ、あっははw
そこにはおかゆが入った土鍋と大量の作り置きとメモ書きがあった。
『後輩よ。もっと先輩を頼れ。』
おそらく、というか間違いなくあの3人が残したのだろう。
とんれん
確かにこれは寂しくなくなるわw
本当にいい先輩達だなぁ…!
涙が出てきたけど、これは笑ったせいだな、多分。












次の日、会社にて


とんれん
おはようございます!
kk
おー!!とんれん復活!
わち
おめでと〜
いすみ
とんれんおはよ〜!復活おめでとう!
とんれん
ありがとうございます!
とんれん
あと、作り置きもありがとうございます
めっちゃ美味しかったです!
わち
だろ!俺といすみで頑張って作ったんだからな!
kk
ちょっと〜俺だって手伝いましたけど!!
わち
お前ちょっとしか手伝ってないだろ
kk
しょうがないだろとんれんの看病もしてたんだから!!
いすみ
とにかく、口に合ったなら何よりだよ
とんれん
はい!…えっと、それで少しお話があるんですけど…
いすみ
わち
どした?
kk
うん?
とんれん
その…、一緒に謎作りたい……です…!
わち
お!いいじゃん!!
いすみ
作ろ作ろ〜!!
kk
めっちゃむずいやつ作って社長苦しめよー!w
わち
いいなそれw
いすみ
じゃあ競馬謎を…!
わち&kk
それはなしで
いすみ
えー……!?
とんれん
wwwwww
頼り方が合ってるかはわからないけど、こうやって笑い合えるだけで幸せだなぁ…!!
心の底からそう思った。






そして後日、四人が作った謎に苦しめられる松丸社長がいたとか……








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うーーん終わり方迷子。
3400文字…!?なっっが!?
最後まで読んでくれて本当にありがとうございます✨

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