第12話

少し目つきの悪い黒髪君
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2022/12/13 11:21




....うん、逃げよ

やっべ、罪悪感が....
寒いし、翔陽のとこ行くか


あなた『しょーよー』



翔陽「ん?」



ギュッ



あなた『あったかい...


翔陽「兄ちゃんも暖かいぞ!」


...家の弟天使
そして相変わらずの子供体温
そして菅原スガさんからの熱い視線

...んー?





菅原さん「日向は兄貴がいたのか!」


俺はこれから始めて会う人皆に言われるんだろうか
まぁ髪も黒に染めてるしな....









「なに?オレンジ髪がカッコいいとでも思ってるんですか~笑笑」



「ヤンキーにでも憧れてんの?笑」



「生まれつきオレンジ髪とか...笑」



「キモ」



「あのね、橙色が悪いとは言わないけど、その歳で染めるのは辞めなさい」



「黒髪にしろよ」








....嫌な事思い出しちまったな



其の儘少しボーッとしていると腕の中のぬくもりが消えている事に気が付いた


どおりで寒い訳だ

翔陽は.....



翔陽「ーーー!~~笑」


菅原「~~!?」



楽しそうに先輩と話しておられる笑



?「あの....」



あなた『ッ!?』



驚いて後ろを振り返ってみると朝、翔陽と一緒に居た少し目つきの悪い黒髪君が居た。
正直ちょっと睨まれてるのかと思ってドキドキした


改めてじっくり見てみると俺より身長があって顔がよく整っていた。



?「?...あの」



あなた『あ、ごめんね』

あなた『そんで俺になんかよ__』



?「あなたさん...っすよね?」




. . . . . . . .





俺こんな子とあった事、あったっけ....?




日向兄


黒髪君は俺の名前を知ってるのに俺は知りません。

どうすりゃいいんだよ...


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