第6話

#6
16
2024/05/02 11:00 更新
あれから約2週間、ゴールデンウィークの72時間リレー生放送などが終わり、本格的にダラダラしている。
あの世界線の夢はあれから一度も見ていない。
莉犬の約束の話や、夢のこと、全てが気になってしょうがない。
そもそもあれはいつの話なのか。
私たちはどこにいたのか、何歳なのか、わからない。
変に思われそうで、メンバーにも聞けない。
あの時見た星は、無数のペンライトのようだった。
ちょっとづつ現実に関連しててよくわからない。
でも、聞かないと始まらない。
あの時、動揺しているように見えたし、何か知っているかもしれない。
とりあえずさとみがすぐ既読ついたので、冗談半分で聞いてみた。
「通話いける?」
『ちょまち』
さとみ
ん、もしもし?
あなた
もしもし
あなた
急にごめん
さとみ
どした?
あなた
この前した夢の話覚えてる?
さとみ
あぁ、お前だけ生き残ったやつ?
さとみ
なんとなく覚えてるけどそれが何?
あなた
なんか、知ってたりしない?
さとみ
知ってるわけないだろ笑
あなた
…だよね、ごめん笑
さとみ
話はそれだけ?
あなた
いや、なんか夢の中でもみんなと約束したんだ
さとみ
あのオーラス前のやつ?
あなた
そそ
さとみ
その話は、お互いしないって約束だろ
あなた
そうだった笑
さとみ
じゃ、この後配信だから
あなた
あぁ、そっかごめん
あなた
ありがとね
私の勘違いで、本当にさとみは何もしらなさそう。
きっとあれは夢。そう、何も関係ない。
これを最後に、私はあのことを考えなくなった。

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