第31話

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2024/09/06 11:21 更新






__ラト目線__









その日はいつもより暇な日でした





フルーレは新しい衣装づくり



ミヤジ先生は子ども達に勉強を教えに



森に行くのも駄目だとミヤジ先生に


釘を差されてしまい


地下の執事室に一人ぼーっとしていました
ラト目線
うーん…暇ですねえ…パセリがあれば
よかったんですが…。


なんて思いながらベッドの上に寝転んで天井を見ていました




ラト目線
…主様…あるじさま…



何度も何度も呼んでみたけれど



もっと前のように隣に腰をかけて



優しく撫でてくれる主様は来てくれない




ラト目線
…私をおいて…何処に行ってしまったんですか…?




悲しさ


寂しさ


虚しさ


を感じながら眠りにつく





夢を見たんです




前の主
ラト、




私の名前を呼び


私を見て


私の頭を撫でてくれる


随分と昔の夢



ラト目線
主様…



手を伸ばすと優しく握ってくれる



前の主
満月が怖い?
 


そう言って優しく、優しく撫でてくれる




昔から主様は満月の日にはこうして手を握ってくれた…。



満月を克服してもこうして…、







安心させてあげないと、


主様のお陰で克服したと…。



怖くありませんよ、もう大丈夫です


貴方が、ミヤジ先生が、フルーレが救ってくれたから、



そう言おうとしても声が出ない
ラト目線
………
前の主
大丈夫だよラト、私がそばにいるからね




すりすりと優しく頬を撫でられる


まるで猫を撫でるように



ラト目線
…主様…どうしていなくなったんですか…?
そう聞くと主様の顔がぐにゃりと歪む
ラト目線
…あるじ…さま…?
それと同時に何かが聞こえた
なまえ
___!__ト!




誰かが呼んでいる声がする




なまえ
ラト…!!
ラト目線
………!…
なまえ
よかった、起きた



目の前にはあなた様、



私はあなた様の手を酷く掴んでいた



爪を立てて痛かったでしょうになにも言わずに優しく起こしてくれた



ラト目線
……申し訳ございません、


すぐに手を離して謝る
なまえ
いいんだよ、ラトがうなされてたから
撫でちゃって…きっと嫌だったんだよね




…本当にお人好しですね。この人…、





こう言うところが主様ににていて…追い出すにも追い出せないんですよねえ…。



ラト目線
…へいきですよ、



そう言って軽くあなた様の手を撫でていると


ミヤジ先生が帰ってきた




ミヤジ
……ラトくん?

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