あれから、ホークスと一緒に住んでいる。まぁ、それなりに仲良くなったさ。性格も今まで通りに戻せるくらいに成長したしね。
自殺させてくれないのは嫌いだけれども。
あ、あと何故か知らないけれどもホークスがちょっとロリコン?になってるのだよ。私に甘いっていうのかな?
あちらは隠してるらしいんだけど…ちょっと森さんみたいでやだ。
そんな私も中学3年生。めんどくさい受験期が来たね。
…私とホークスの日課は、ホークスが私を抱いて夜の空を飛ぶこと。
風が気持ちいい。…ふと、聞いてみた。
あ、ちなみにお互いの呼び方変わったのだよ。
将来ねぇ…織田作…
でも、自殺しやすくなる!✨
しかも雄英の近くって川あるし!入水たくさんできるかも!
ホークスSide
一緒に空を飛んでるときに、こんなことを聞いてきた。…そっか、もう中学3年生なのか。
人を助けられる仕事…なんか意外。じゃあ"ヒーロー"が一番目指しやすいだろうな。じゃあ、雄英かな。
俺の知ってるヒーロー達も多いし。
まだあなたは少し危うい所がある。すぐ自殺をしに行こうとしたり、大人っぽいけど何かをずっと隠してるところとか…
心配だし、ヒーローになって俺のサイドキックになってくれると嬉しいしなぁ…
あと、雄英なら生きる意味も見つけやすくなるんじゃないかな。
"一緒に生きる意味を探す"とか言っておいてなかなかできなかったからな。
それは思った。出来れば高校行ってからも一緒に住みたいけど…
あなたには、今よりもっと楽しめるところに行ってほしい。いい高校生活を送ってほしい。
まぁ、なんかあったら飛んで行けばいいし!
…まさかあなた、高校でも自殺しようとしてる?そんなまさか笑…でも一応釘はさしておこうかな。
おい、まじか。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。