ここは城下。耳を澄ましてみて…聞こえた?歓喜の音色が
英雄様の帰還見たいね。どうしてかしら、私たちが同じようなことをしても嫌煙…憎悪、殺気…悲鳴…何が違うのかしら…なんて言ってやらないわ。分かってるもの。
『ただ世界が英雄を望み、ヴィランを望まない。』
たったそれだけのことだってわかってるの
憎たらしい。羨ましい…いいえ、キモチワルイ
まぁいいわ。英雄とやらの顔を見てから帰りましょう。
英雄はアーサーって言うのね。最近は英雄がコロコロ変わるから名前なんて覚えていられないわ
英雄様はにこにこ笑顔で民に向かって手を振っているわね。それだけで倒れている女がいるのね…
…何かやるのかしら。演説台が置かれてるわね
…凄い歓声ね。英雄というだけで人を惹きつける凄さは素晴らしいわね。称賛に値するわ
嫌な予感がするわ…魔龍の暴走に関しては私たちが人為的に引き起こしたもの。けど証拠は残していないわ…
そう、誰かがミスをしていなければ
あぁ、当たってしまったわ。このアーサーという名の英雄様はやけに強いのね。今までだったら暴れた魔龍に踏み潰されて…なんて英雄様が多かったもの
…闇を討伐するですって…?そしたら世界は光で溢れかえることは無くなるのに?
闇がいるから光が目立つのよ…!!
…あぁ私らしくないわね。もう演説は終わったようだし…
帰ってみんなに報告しなきゃいけないわ。英雄がついに討伐に動き出した…ってね
やれるものならやってみなさい。Villainsは不滅なのよ。
貴方ごときが私たちを倒せると思わないでちょうだい。
最初に立ちはだかってあげる。私たちの中でも特に強い【教皇】がね
アーサー・インヴィクタス
・英雄で国家お抱えの星占い師に『世界を救う英雄になるだろう』と予言された。
・ヴィランは無き者に。民は光のもとに。
・闇がなければすべて光になると信じよう












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。