第3話

おはよう
452
2023/07/01 07:58
剣持刀也
おはよう
あなた
おはよ〜とーや
剣持刀也
…なんで靴下反対なんですか。
あなた
え?
剣持刀也
え?じゃないですよ
あなた
うわっ最悪…
朝教室に入ると目に入るのはあなた、


1番後ろで、教室の後ろの扉の前、


そして、僕の席の隣。


静かに本を読む貴方に声をかけると、


ゆっくりこっちを向き


ふにゃっとした顔で笑う。


足元を見ると右足は緑色、左足は紫色の


単色の靴下を履いていた。


そんなダサい靴下どこで見つけてくるんだ。
あなた
ん…でも
剣持刀也
なに?
あなた
右足はとーやの目の色
あなた
左足はとーやの髪色
あなた
だね〜
剣持刀也
はぁ?
なんなんだこいつは、


いきなり……。


ほんと…僕の幼なじみは…
剣持刀也
そうだ1ヶ月後のお祭り
剣持刀也
誰と行くの?
あなた
特に誰とも…
剣持刀也
じゃあ一緒に行きましょうよ
あなた
結局いつもどうりだね  笑
剣持刀也
だってあなた友達も彼女もいませんし
あなた
それはとーやもでしょ?
あなた
顔はいいんだからさぁ?
剣持刀也
僕は遠分いいです。

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