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第2話

いらっしゃいませ第8御一行様・3
98
2022/09/12 03:19 更新
桜備視点
ぴゅぅうう
パン パン
新門大隊長の鎮魂が終わり浅草は祭り状態になっていた。隊員達は和太鼓を叩き、手から花火を出し浅草は夜の夏祭り状態となり初めて来た時よりも賑やかだった。
桜「まるで祭りだな」
武「原告式の告別式ともまた違ったここでの特別な弔い方でしょうか」
紅丸視点
紅「トビ共は修理をしろ!!今の弔いで家が壊れちまった奴は詰所に泊まってけ!!修復作業が終わるまで俺たちが面倒を見てやる!!」
俺が壊しちまった家の修理と木材の指示を一通りした。
オネサマ「紅ちゃん今度は私の家壊して〜〜ん♡ 私も紅ちゃんと一緒に暮らしたいわァー♡」
紅「あいつの家は︎︎"ぜってェ"壊れねェように補強しとけ・・・」
トビ「へい!!」
夢「人気ですね〜」
ふふふと第七に似合わないお上品な笑い声は女慣れしてないトビ達や家を壊された独身の男達は一斉に振り返る魅力がある。
紅「・・・・・・お前も人気あんだろ藤音」
夢「でも新門大隊長様や焜炉中隊長様には劣りますけどね」
紅「・・・・・・俺の方が好きだがな」ボソッ
夢「?、何か言いましたか?」
紅「なんも」
トビ「藤音小隊長、お手伝いをお願いします!!」
夢「はいかしこまりました何を手伝えばよろしいでしょうか?」
トビ「実は上にあげたいのですがそれが・・・・・・」
夢「分かりましたその木材の近くには誰にも近づけないでください」
トビ「ヘイ!少々お待ちくだせぇ!」
夢「はいかしこまりました」
紅「怪我はすんなよ」
夢「大丈夫ですよ、これでも強くなった方なんですよ」
ニコニコと柔らかく笑う姿はとても幼くとても愛らしく後ろからは男共が羨ましそうにこちらを向いている。
トビ「大隊長!いくら助けた本人だからって抜け駆けはなしだぜ!!」
トビ「ソーダソーダ!恥ずかしくねーのか!?」
紅「黙って仕事しろテメェら」
夢「あらあら今日も賑やかですね」
トビ「藤音小隊長!」
夢「はいでは」
はぁーと長いため息を吐く男どもの中にはよく耳を澄ましてみると中には女共が涙を流していた。
女12「はぁ〜」
紅『あいつ女にも人気あんのな』
女1『紅ちゃんカッコイイ・・・・・・しゅき』
女2『紅丸結婚して!!』
※ただの紅丸のファンだった
藤音視点
夢「火ノ糸」
キリキリキリリ ビュン
夢「どこまで上げればよろしいのでしょうか?」
トビ「3階までお願いします!!」
夢「はい!頭上に木材が当たらないように気をつけてくださいね」
トビ「「「ヘイ!!!」」」
夢「〜♪」
キリキリキリリキリッ ビューー ピタッ
夢「そちらに送りますが足元に気をつけくださいね」
トビ1「ハァァァァ・・・・・・なんであんなマブいスケ美しいなんだ?」
トビ2「しかも藤の香りが骨の髄から香ってるのかってくらいいい匂い」
トビ3「そして文武両道!!」
トビ4「第7で唯一の清楚系女子付き合いて〜」
焜「お前ら・・・・・・」
焜『そもそも藤は紅と両片想いなんだよな、後昨日の夜のこと覚えてんのか?』
ヒナヒカ「藤音〜〜〜!!!!!」
夢「あらあらなんでしょうか?ヒナちゃんヒカちゃん」
ヒナ「腹減った〜!!」
ヒカ「藤音!おやつ〜!!」
夢「待っててくださいねこの木材で終わりますから」
キリキリ ビュー
トビ1「藤音小隊長!お疲れ様です!」
トビ2「あとは俺達がやります!!」
夢「はい、何かあったら連絡くださいね」
ヒナ「ふーじーねーはーやーくー!!」
ヒカ「おーやーつー!おーやーつー!」
夢「はいはい今日は何が食べたいんですか?」
ヒナヒカ「ババァの大福!!」
ヒナ「藤音も食べろ!!」
夢「ふふっハイハイ分かりました」
茉「・・・・・・」
茉希視点
修復作業で女の子だからと休憩を貰って一足先に第7に入ったが迷ってしまった。
茉「あれ?ここかな?」
サー
夢「あら、第8の茉希さん何でしょうか?」
茉「す、すいません!」
夢「平気ですよ、私も初めて来た時よく迷いましたから」
茉「そ、そうなんですか!?」
夢「えぇ私だって人間ですものそれに初めては誰にでもあります」
そういい私の方に体を向かせ綺麗な躑躅色の目がこちらを向いている。
茉「所でここは?」
夢「私の部屋です」
入った部屋は畳部屋だがどこか可愛らしくも落ち着きのあるというか少し年季の入った茶室みたいな部屋だった。
夢「ここは元々茶室として使われてたんですが誰も使わなくなってしまい先代様が私にくれたのです」
茉「へぇ〜だからこんな大切に・・・・・・!」
夢「えぇそれに先代様の奥様がよく使ってたらしいんです」
だから私も大事なんですと優しく笑う姿は同じ女性とは思えなかった。
茉『笑い方が綺麗・・・』
夢「良かったら座ってください新門大隊長様もあなた達に心を開いてるようですし」
そういい手元にあった可愛らしい座布団を取り出して自分の近くに優しく置いた。
夢「もっとお喋りしてみません?私最近英語で分からない部分があって」
茉「え!独学で英語をしてるんですか!?」
夢「後ポーランド語にロシア語それにフィリピン語です」
茉「凄いですね!全部独学ですか!?」
夢「えぇ、でもまだまだです」
茉「むしろ教えてくれませんか?私に英語を!」
夢「私でよければ」
焜炉視点
夢「ここは━━こうで」
茉「なるほど・・・分かりやすいです!!」
焜「・・・・・・」ほわほわ
第8の茉希とやらの少女が見当たらなくなり藤音の部屋から声がしたので部屋を覗いてみると藤音と楽しく勉強をしており何よりも藤音に近い年齢で女の消防士藤音にとっても俺にとっても楽しくしてそうで見てるこっちも嬉しい。
焜『藤音が嬉しそうだな』
紅「焜炉・・・何してんだニヤニヤと」
焜「藤音がよ年齢の近い者同士仲良しててよ」
紅「おぉ・・・・・・楽しそうだな」
焜「藤にとってもいい経験じゃねーか?」
紅「・・・・・・だといいな」
無愛想に返事もしながらも嬉しそうに立ち去ってしまった。

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