第10話

🐢
3,183
2022/09/24 13:37 更新











担任
じゃあ、これで朝のショート
終わるぞーかいさーーーん




適当な挨拶とともに教室を出ていく担任



いつもこんなんだけど、今日はいつにも増して早く教室から出ていった



多分、面倒だから



みんなが、席を立って友達と集まり始める中、机に突っ伏したまま動かないままの彼に、



頭髪服装検査についての、追指導をするのが…




あなた
…ねぇ、ちょっと、、
今いい?



意を決して、未だ突っ伏したままの彼に声をかける




案の定、反応はない


いつものこと、前回の検査後も反応してくれなかった


そのことで、生徒指導の先生から怒られたのは私なのに…っっ!




今回はちゃんと、校則守ってもらうまで食い下がるんだからっ、!!



あなた
……ちょっと、、、


池亀くんっ、!!!!



池亀くんの、机の空いたスペースに思い切り手を叩きつける



…痛いとか、言わない

絶対、



ジュノン
ジュノン
……いたいっしょ、あなたの名字さん?
あなた
……、、

ぜんっっぜん、、?
ジュノン
ジュノン
おもろっ


突っ伏したままだった顔を起こして、手を机から下ろすと、

グッと伸びをした



猫背の彼の背中が真っ直ぐにのびる



ボタンが全開の学ランも、青く染められた髪も、耳に光るピアスも、全部、嫌い




……池亀くんのことが、嫌い



あなた
…服装、ちゃんとして
ジュノン
ジュノン
えー?
あなた
校則、守ってよ
ジュノン
ジュノン
なんで?



なんともないでしょ?って顔で、私を見上げてこないでほしい



池亀くんが立っていれば、私なんて見下ろされるだけなのに

座っていれば、見上げられて



不安定………みたい、、


ジュノン
ジュノン
あなたの名字さんが風紀委員だからってだけで、

ぶっちゃけ校則とかどーでもいい
あなた
ジュノン
ジュノン
ほんとはそー思ってんでしょ?



嘲笑うかのような、笑った合間に見えた彼の八重歯に


何も言えなかった


あなた
…とにかく、守ってよ、!
あなた
進路とかに関係してくるし、

私たちの高校の評判も下がる
あなた
ちゃんとしてくれなきゃ、困る



それに、どちらかと言えば、黒髪の池亀くんのほうが、



ずっっっと、良い……




ジュノン
ジュノン
…わかった、
あなた
ほんと、?
ジュノン
ジュノン
うん




池亀くんが頷いた



…やっとだ、、、、



3年になって、初めて彼と同じクラスになって、


進級したての4月から言い続けてずーっと、彼に守って貰えなかった校則


その度に、風紀委員の私が怒られていた


そこから、やっと解放される



……し、彼の進路にも影響を及ぼさなくなる、





それに…………





ジュノン
ジュノン
まぁ、
ジュノン
ジュノン
……聞く気はないけどね?







あなた
、は???









なに、言ってんの、???







池亀くんは、ニヤッと笑うと


じゃ、と言って教室を出ていった






ほら、


池亀くんが立つと、見下ろされるんじゃん、、、





このままに、したくなかった



池亀くんに守って貰う、決めてる今日は負けないって、




なんで、こんなに池亀くんに執着するか、なんてそんなの


嫌いだからに、決まってる



校則を破って、目立ちまくってる池亀くんが嫌いだから



それ以外に、ないから




私も、教室を出る池亀くんの後を追って駆け出した





___予鈴がなってるとか、そんなの、知らない

































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