第43話

第42話:ーコメントの波の中で、見つけた言葉ー
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2025/10/16 18:28 更新
夜8時。

「どうも〜Snow Manです〜!」
照のいつもの元気な声で始まった画面の中。

コメント欄にはすぐに、

「待ってた!」「今日もビジュ最高!」
「あなたのニックネームちゃん出るってほんと?」「マネさん見たい!」

の文字が流れていく。

あなたのニックネームはカメラの横でモニターを見つめながら、小さく深呼吸をした。
(こんなに“見られる側”になるなんて、思ってもなかった…)

「じゃあ!今日の特別ゲスト呼んじゃいましょう〜!」
康二くんの明るい声に、スタジオが少しざわつく。

「俺らの大事なマネージャー、あなたのニックネームでーす!」

一斉に手を叩くメンバーの間に、あなたのニックネームが少し照れながら入ってくる。
コメント欄は瞬く間に流れ始めた。

「ほんとに出た!」「めっちゃ綺麗!」「女優さんみたい!」
「でもマネージャーが彼女って…正直複雑」
「プロ意識あるなら出ないでほしい」

目に入るのは、あたたかい言葉と痛い言葉の入り混じり。
それでも、あなたのニックネームは笑顔を崩さなかった。

「こんばんは。Snow Manマネージャーのあなたの名字志歩です。
 ……まさか自分がここに出る日が来るなんて思ってませんでした」

緊張した声に、すぐ隣の蓮がそっと手を添える。
その自然な仕草に、一瞬コメント欄がざわついた。

「めめ優しい」「なんか見てて安心する」



「今日はせっかくだから、ファンのみんなからの質問にも答えてもらおうか!」
ふっかさんがタブレットを手に取り、画面を覗き込む。

「じゃあこれ。“あなたのニックネームさんにとって、Snow Manってどんな存在ですか?”」

一瞬、あなたのニックネームは目を伏せてから、ゆっくり言葉を選んだ。

「……うーん、そうですね。
 マネージャーとしては“支える相手”なんですけど、
 人としては――“誇り”です。
 どんなに大変な日も、彼らの頑張る姿を見たら、
 “私も頑張ろう”って思えるんです」

静かに、でもしっかり届く声だった。
コメント欄には少しずつ、変化が生まれていく。

「なんか泣ける」「こんな人が支えてたんだね」
「めめが惹かれるの、ちょっとわかるかも」

ふっかさんが優しく笑いながら、「それだよな」って小さくつぶやく。



配信が終わったあと、
スタジオの照明が落ちて、静けさが戻る。

「お疲れさま、あなたのニックネーム」
「……ありがとう。みんなのフォローがあったからだよ」

蓮が横で笑う。
「いや、今日の主役はあなたのニックネームだったよ」

その一言に、あなたのニックネームの胸の奥がじんわり熱くなる。

モニターには、配信後のコメントがまだ止まらず流れ続けていた。

「応援したいって思った」「マネさん素敵!」
「Snow Manのチーム最高!」

“彼女”じゃなく、“チームの一員”として――
世間が少しずつ、あなたのニックネームを受け入れ始めた夜だった。

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