実弥side
実弥の鴉)音柱、氷柱タチ、上弦ノ陸撃破!!!
そうか、あいつら…竈門たちもいたとこだよな?
実弥の鴉)全員怪我ハシテイルガ、任務二行ッタ隊員ハ無事ダ!!!
…氷咲、よくやったな
宇髄たちは認めんが。
実弥の鴉)蝶屋敷二向カッテルトコダ!早ク歩ケナイラシイ!
あなたside
足が動かないのですが…
たかが上弦の陸との戦いで、それほど長い時間戦っていた訳ではないのに…
あまり怪我もひどくないから蝶屋敷に薬を受けとるためだけに寄ろうと思っていたのに…
というか蝶屋敷に入れるかもわかりませんが。
蝶屋敷まで辿り着けるかどうかも微妙ですね…
怪我はほとんどないのに足が動かないってどういうことでしょう…!?
毒…は呼吸で順応していたはずだし、疲れ…いや、この戦い程度で疲れていたらだめですよね、もっと体力をつけなきゃ…
急に体が軽くなり、風を切っている
誰かが横抱きで運んでくれています…申し訳ない、
…顔が赤いのバレていますよ、不死川さん?
わざわざ来てくださったんですか…どれだけ優しい方なんでしょう…
蟲柱さんに何されるかわからないから…
その通りですよ…ッ!!
とてもまずいです、横抱きだと顔が丸見えです。
今きっと顔赤いのに…不意打ちの笑顔可愛らしすぎませんか…!?下手したら女の私より…
***
next ↺
______________________
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。