nk side
彼女の瞳は真剣そのものだった。
そんな瞳がもう2週間後には無くなる、なんて
考えたら、気持ち悪くて信じられなかった。
…君の死が迫ってくるまでのタイムリミットをどう過ごすか
俺の独断で君の2週間が決まる、って
少し、俺には重かったなぁ、なんて。
nk『 家族…とかと、過ごす方が楽しかったりしない ?
大丈夫、なの 。 』
「 … 家族とは、良い思い出があまりありませんし …
私が持病持ちだと知ったら、嫌われまして、。 」
哀しい笑みを浮かべて、彼女は言葉を放った。
この子は本当に恵まれていなかった。
…家庭環境に問題があったんだ。
でも…、どうするべきなんだろう、と
頭を悩ませていると、彼女が口を開いた。
「 でも、妹だけは私に優しく接してくれました 、
… けど、昨日私から連絡を絶ちました。 」
nk『 な、んで、? 』
「 … 私の事、嫌いになって忘れて欲しかったからです。
妹の幸せな未来の為に 。 」
…全部捨ててきた、彼女の願いだったんだ。
ここで彼女を捨てたら、行く宛ても無い筈だったから。
だから、俺は、
nk『 あなたちゃん 。 入隊を認める 。 』
「 … ありがとうございます … ! 」
間違って、なかったよね、?











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!