第13話

第二章 選び直した結婚、選ばれなかった女
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2026/02/11 05:54 更新

サンウォン様は王として宣言された



サンウォン
サンウォン
この者は、私が選んだ妃だ。
国のためではない。私自身の意志で



その言葉は、貴族社会に波紋を広げた


なかでも、強い衝撃を受けた者がいる


――ユナ。


国で最も大きな権力を持つ家の娘


幼い頃から「未来の王妃」と囁かれ、


自分がサンウォンの隣に立つのだと疑いもしなかった


彼女は、サンウォンを愛していた


だがその愛は、相手の意思を顧みないものだった



ユナ
ユナ
どうして……あんな女が



ユナの視線は、憎悪に歪む。



ユナ
ユナ
本来、殿下様の隣に立つのは私なのに…



ヨンウン
ヨンウン



あなたの存在そのものが、
彼女にとっては奪われた未来だった

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