第2話

眠 り 姫 。
26
2024/05/12 07:06
??

『 昨日 未明 、 男女 2人 が 殺害 される 事件 が 発生 しました 。 』











『 犯人 は まだ 逃走中 で 警察 は 搜索 を 続けています 。 』








つまらない  。





つ ま ら な い 。




何 を 見ても 。 何 を しても 。

あ ぁ 、 早く 目覚めない かな 。







俺 だけ の お姫様 。








ずっと 見てる から ね 。




あなた side



どこだろう 。 此処は 。



家 に 帰ってきたら 自分 の 両親 が 死んでた 。




それで 私 は …… ッ 。
あなた

分からない  。    なんで 此処 に 居るのかも 。




誰 が 連れてきた の かも 。




あの時 殺される と 思っていた 。



なんで 生きている の だろう 。



もう いっそ の 事 あの場 で 死ねば よかった 。



殺して もらえれば よかった 。



あの 犯人 は 今 、 何処 に 居るの ?
あなた

ほんと 、 何 も 分からない 。

コンコンッ







…… 誰 ??

Kr
Kr
目覚めたんだね 。   
此奴     ッ    。
殺人犯 だ     。   はやく   通報 しなきゃ  。


私 は 恐怖 で 怯えながら スマホ を 探す 。
Kr
Kr
何 してんの    ?   笑
あなた

ッ 、 こっち 来ないで ッ 、!!

Kr
Kr
どうして     ??   なんで   ??   ねぇ 、  なんで?
あなた

あんた 、 私 の 親 殺した でしょ ッ !!

 恐怖 なのか  怒り なのか よく分からない 感情 が




ふつふつ と 私 の 胸 に 溢れてくる 。



どうして 、 私 は 殺され なかった ??




どうして ?? どうして ?? 殺して くれないの ??
Kr
Kr
  ふふ      、    確かに  俺 は 君 の  親 を 殺したよ   。  


Kr
Kr
でも それは    、   君 を   俺 の 物 に する 為 。


Kr
Kr
だって     、   邪魔 だったんだもん   。


何 を 言っているの ?? 邪魔 ??




私 を 自分 の 物 に したかった ???




尚更 訳 が 分からない 。

Kr
Kr
ねぇ   ??  俺  は 君 の 事  、




Kr
Kr
ずッと   、   ずぅッと   、    見てたんだよ  。 



怖い 。 怖い 怖い 怖い 怖い 。




あなた

…… 。 邪魔 って 何 。

あなた

私 に とって 、 1番 大切 な 存在 なんだけど 。

Kr
Kr
えぇ ? そう ? 君 には  俺 が 居る じゃん  。


私 には 、 …… 貴方 が …… 居る …… ?



そんな 訳 が ない 。 こんな 、 殺人鬼 なんて 。
あなた

…… 死 ね ば い い の に 。



Kr
Kr
なんで  そんな 事 言うの   ?   俺  寂しいよ  。
Kr
Kr
そういえば   、   挨拶  が  遅れたね   。



Kr
Kr
俺 は   きりやん    。   



Kr
Kr
気軽  に    "   きりやん  "  って 呼んでよ   。


あなた

誰 が あんた の 名前 なんか ッ



Kr
Kr
……       はやく   。


あなた

……



絶対 に 嫌 だ 。



あんた の 名前 なんて 、 絶対 に 口 に 出したくない 。


Kr
Kr
……  はぁ    、   はやく しろよ    。




ッ 、 何 を 言われても 絶対 に 、
言いたく  なんか     ッ




あなた

絶対 あんた の 名前 なんか 呼ばない ッ




Kr
Kr
何      、     痛い目  みたい   訳  ???



怖い 、 けど 、 絶対 に 負けたくない 。
━━━━━━━━━━━━━━━
Kr  side




反抗的 だなぁ 。





融通 効かないの ??





躾 しなきゃな 〜 ……







反抗的 で 生意気 な 態度 に 苛立ってくる 。


Kr
Kr
お前 さ     。       俺 に 逆らって いい 訳 ??


久しぶり  に こんな  ドス  の 効いた 声 出したな  。 笑
其 の 儘   俺  は   あなた の 髪 を 掴んで  引っ張った   。



そうしたら 一気 に あなた は 怯えて 目 に 涙 を 溜めた 。




綺麗 な 涙 だな 。
Kr
Kr
  俺  に   逆らう  な   。    絶対   に    。


あなた

ごめ 、 ッ 、 ごめんな 、 ッ 、 さぃ 、

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あなた side



怖い 。 一気 に 恐怖 が 押し寄せてくる 。



あんな ドス の 効いた 声 なんて 初めて 聞いた 。


しかも それが 自分 に 向けられる なんて 。


もう 。 従う しか ないのかな 。

あなた

ゆる 、 して ッ 、 ぁ 、 やだ ッ 、 ごめ 、 ッ な さ 、



Kr
Kr
じゃあ    、   "   きりやん   "  って 呼んでよ  。





もう 、 諦めて しまおうか 。






今 、 この瞬間 は 。
あなた

…… り 、きりや

 
あなた

きりやん ……

Kr
Kr
  ん     、   よく出来ました    ♡   



私 は まだ 、 全て を 諦めたく ない 。



いつか 絶対 、 絶対 に 逃げて 、




あんた を 警察 送り に 。





許さない 。

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