あなたside
やば
もう18:00!?
寝過ぎた!!
私が起きるまでここにいてくれたのかな
ほんと優しいなぁ
そう言って立ち上がり荷物を持って保健室を後にした
窓の外を見るともう日が暮れ空の青が濃くなっている
そんな外の景色を眺めながら治と肩を並べ廊下を歩く
治は歩きながら今日の練習であったことやクラスでのことを歩きながら話してくれた
侑、災難やったなぁ…
そう他愛のない話をしていると治は急に私の少し後ろで立ち止まった
振り返って治の顔を見ると表情がさっきより堅くなってて、少し躊躇いながら口を開いた
さっきのとはなんだろう?
なんか聞き逃したことなんてないよな…
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治side
やっぱりちゃんと寝てたんやな
そう安堵する反面
“聞こえてたらよかったんに”
“聞こえてたら少しは意識してくれたんかな”
なんて思ってまう
はぁ…やっぱ好きや
楽しそうに笑う顔も
一生懸命マネやってるとこも
少し抜けてて不思議そうにしてる仕草も
全部愛おしく映ってまう
…真正面から想いを伝えられんなんて俺カッコ悪いなぁ…笑
こんな俺があなたに相応しいわけがないやんな
それを分かってんのにあなたを心の中で想い続けるこんな “狡い俺” を許してな 笑
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あなたside
どことなく治の元気がない気がするのは気のせいだろうか…
そう内心心配していると昇降口につきそこには侑がいた
本当に反省してるんだと思う
めっちゃ申し訳なさそうな顔してるし
なんか侑の顔赤くない??
大丈夫かな…
そうして私は長身の双子に挟まれながら楽しく談笑して帰った
帰りながら治のさっきの表情を思い出しもう一度見てみたけどいつも通りの表情で
治の表情が戻ったのならいいかと思って気にしないことにした
𝑵𝑬𝑿𝑻▶︎












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。