第4話

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2025/11/21 11:53 更新
あなた
………ん?
ゆっくりと体を起こす。

すると近くにあいつが座っているのを確認する。
あなた
……寝てしまっていたのか。
今こいつは寝ているのだし、また自殺を死に行こうっと♪

そんなうきうきで障子を開けようとした瞬間だった。

腕を、思いっきり強く掴まれた。

かなりの痛みに顔をしかめる。

一応確認してみると、やはりあいつだった。
あなた
…なに?
鉢屋三郎
自殺に行こうとしていただろう?
あなた
…………。
答えずにいると、掴まれる力が強くなっていく。

…諦めるか。
あなた
そうだよ。
鉢屋三郎
やっぱりな。
素直に答えると、あいつは腕を掴んでいた手を離す。

だがまだ痛いので、軽く腕を振り、折れていないのか確認する。

折れていない。

安心したあと外に出る。

するともう夜になっていた。
あなた
…風呂に入るか。
そう呟いた数秒後だった。

何故かあいつはクナイを心臓に刺してきた。

いきなりのことで頭の理解が追いつかない。

しかし理解する前に、意識が消えていく。

そして完全に意識が無くなる前に見たあいつの顔は、笑っていた。
あなた
……ッ。
あたりを見渡す。

するとそこは画面が1つだけある黒い空間に飛ばされていた。
あなた
今回はあの女か。
私は適当に座る。

そして数分後、画面には森だけ・・が映る。

あいつも私の時は来なければいいのに。

そして映った数秒後、声がする。
あなた
あー、やっと私の番なの?あの画面のやつは全然魅了使わないのになんで鉢屋に好かれてんのよ…。しかも自殺するし!ほんっとう苛つく。
…こいつは、私であって私ではない。

いわゆる、二重人格…、というものか。

私がここにいる間は、私にこいつの痛みや怪我はこない。

だが、あいつが見ている景色だけは見れる。

これが出るか私が出るかは、ある意味運次第だ。

私が暫くの間出ることもあれば、全くでない、またはほぼ交代して出ることもある。
あなた
私としては出たくないのだか。
まぁ良い。

こいつの醜い姿を暫く眺めとくか。
あなた
…はぁ、はぁ、…やっとついた。なんで鉢屋いないのよ〜!しかもあいつにも無視されるし…!まぁムカついたから殴ったらやっと見たけどwあれほどしないと見ないなんて、よっぽど目が悪いのね!w
…気持ち悪い…。
あなた
さ、上級生の皆をまた魅了に掛けましょ♡
学習されてるに決まっ……、してないな。
あなた
善法寺さん!♡
善法寺伊作
……?
猪名寺乱太郎
…!?
鶴町伏木蔵
………………。
善法寺伊作
あ、あなたの下の名前様♡どこ行ってたんですか?寂しかったんですよ?♡
あなた
ごめんね~。用事が被ったりしちゃって、遅くなっちゃった♡でもぉ、ちゃ~んと善法寺さんの事好きだったから安心してね?♡♡
善法寺伊作
はい♡
はぁ~…。

なにしたいんだこいつは。
あなた
じゃあ〜、他の皆にも合わないとだからぁ、残念だけどまたね?♡
善法寺伊作
はい、また後で!♡あなたの下の名前様♡
あなた
フフッ。♡
あなた
…あー!♡
鉢屋三郎
………?
尾浜勘右衛門
……………?
あなた
〝三郎〟くん!〝勘右衛門〟くん!♡
尾浜勘右衛門
あ、あなたの下の名前ちゃんじゃん!久しぶり♡暫く見てないから心配してたんだよ?♡
あなた
ごめんねぇ?三郎くんもぉ、心配掛けちゃったよね?
鉢屋三郎
…………あぁ、とても心配だったよ。もしかしたら死んでしまったかもと思ったんだぞ?♡
あなた
えー、そんなに心配掛けちゃったなんてぇ〜!ごめんねぇ??
鉢屋三郎
大丈夫だ。
……なんでこいつだけ妖術に掛かっていないんだ?
鉢屋三郎
それより、先輩方も心配していたし、一緒に行かないか?♡
あなた
!、うん♡行こう♡♡
…これは……
あなた
…あれ、三郎くん?ここ、6年生の皆いないのよ
あなた
…!!?
鉢屋三郎
はぁ~…、なんで今回お前なんだよ。
あなた
!?、なん、妖術に、かかっ…!??
鉢屋三郎
掛かっている訳無いだろう。さっさと死んでしまえ。じゃあな。
…あいつ、本当に訳が分からないな。

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