そう思いながら時計を見ると同時にチャイムが鳴った
ここは保健室…?
あぁ、そっか…剣持先輩があんなことするから…//尊死ならぬ尊気絶(?)をしてしまったんだった…
なんて考えていたら健屋先生が言った
あ、あの剣持刀也にお姫様抱っこされた!?
私は前世どんな得を積んだんだ…!?
あの葛葉くんが!?
そんな訳ない……
変な期待をしてはだめだ…
なんて考えていたら勢いよく保健室のドアが開く
私はドアの方に振り返る
するとそこには息を切らした葛葉くんがいた
そんなことを言われると私のことを心配して来てくれたのかな。なんて期待してしまう
そんなこと有り得ないのに……
なんて言いながら葛葉くんは私に抱きついてきた
ままま待って今推しに抱きしめられてる!?!?
つ、ついに私の頭が可笑しくなったのか!?
なんて考えることで少しでもハグされていることを忘れようとした。
でも私の心臓は周りの音が聞こえないぐらいうるさい
そんなことを言う葛葉くんの顔は耳まで真っ赤だった
葛葉くんの銀髪が太陽に照らされて光輝いていた
そんなことを言う葛葉くんの綺麗な銀髪、そしてその中から見える紅に染まる赤の瞳に私は惹き込まれてしまう
そんな時、チャイムがなった
2時間目開始のチャイムがだった
私はその時、ふと我に帰ることが出来た
なんて瞳をギラッと光らせた
でもそれは今までVTuberの葛葉では見たことの無い顔だった
そんな葛葉くんの顔を見るだけで私はなんだかドキッとしてしまう
きっと推しの見たことのない顔だったから…!!
なんて苦し紛れの言い訳をする
この恋に気づいても苦しくなるだけだから
そう言って私は葛葉くんの手を引っ張り、保健室をを出る












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。