第28話

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2022/04/05 13:57 更新
あなた
はっ………ここ何処だ…?





そう思いながら時計を見ると同時にチャイムが鳴った







ここは保健室…?




あぁ、そっか…剣持先輩があんなことするから…//尊死ならぬ尊気絶(?)をしてしまったんだった…







なんて考えていたら健屋先生が言った





健屋花那
あっ!巴さ〜ん!あなたの名字さん起きたよー!
白雪巴
あなたの名字さん体調はどうかしら?
あなた
大丈夫です
あなた
あの…
白雪巴
何かしら?
あなた
私ってどうやって保健室まで来ましたか…?
白雪巴
剣持くんがお姫様抱っこして運んできてくれたのよ〜
白雪巴
若いっていいわね〜
あなた
え、、、、剣持先輩が!?



あ、あの剣持刀也にお姫様抱っこされた!?




私は前世どんな得を積んだんだ…!?




健屋花那
巴さんー!今度私にもして♡
白雪巴
いいわよ♡
健屋花那
やったー!
白雪巴
そういえばあなたの名字さんの様子見に、毎時間葛葉くんが来てたわよ
あなた
え!?




あの葛葉くんが!?








そんな訳ない……









変な期待をしてはだめだ…







なんて考えていたら勢いよく保健室のドアが開く





私はドアの方に振り返る







するとそこには息を切らした葛葉くんがいた






あなた
葛葉くん…?
葛葉
あなたの下の名前さん…良かった……
あなた
え…?良かった……?
葛葉
もちさんからあなたの下の名前さんが倒れたって聞いて心配したんだ…





そんなことを言われると私のことを心配して来てくれたのかな。なんて期待してしまう






そんなこと有り得ないのに……





葛葉
本当に無事で良かった…




なんて言いながら葛葉くんは私に抱きついてきた









あなた
!?///




ままま待って今推しに抱きしめられてる!?!?





つ、ついに私の頭が可笑しくなったのか!?






なんて考えることで少しでもハグされていることを忘れようとした。






でも私の心臓は周りの音が聞こえないぐらいうるさい






あなた
えっと……//
気絶ぐらいじゃ簡単に死なないよ?//
葛葉
でも心配だったんだ……
お前のことが好きだから
あなた
え!?///今………
葛葉
前も言った通り俺はお前の事が好きなんだよ!//






そんなことを言う葛葉くんの顔は耳まで真っ赤だった






葛葉くんの銀髪が太陽に照らされて光輝いていた







葛葉
なぁ……お前は俺の事どう思っているんだ?
葛葉
俺はただの推し…なのか?




そんなことを言う葛葉くんの綺麗な銀髪、そしてその中から見える紅に染まる赤の瞳に私は惹き込まれてしまう





そんな時、チャイムがなった





2時間目開始のチャイムがだった





私はその時、ふと我に帰ることが出来た





あなた
く、葛葉くんは推しだから!!//
葛葉
そうか…でもチャンスはあるって事だよな?





なんて瞳をギラッと光らせた






でもそれは今までVTuberの葛葉では見たことの無い顔だった






そんな葛葉くんの顔を見るだけで私はなんだかドキッとしてしまう







きっと推しの見たことのない顔だったから…!!







なんて苦し紛れの言い訳をする













この恋に気づいても苦しくなるだけだから





あなた
く、葛葉くん!教室行こう!チャイム鳴ってるから!
葛葉
お前もう動いていいのか?
白雪巴
いいわよ〜行ってらっしゃい〜
あなた
ありがとうございます!
あなた
じゃあ行くよ葛葉くん!






そう言って私は葛葉くんの手を引っ張り、保健室をを出る





葛葉
ちょっ//(手…//)





白雪巴
青春ね〜
健屋花那
巴さん!ぎゅー!
白雪巴
あらあら可愛いわね〜

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