いつものように大晴が玄関前で正門のことを待っていると
「大晴、今日、昨日のことで正門と話したいから今日だけリビングで待っててくれる?ケーキ先食べといてもええし、」
「、、分かった」
大晴は昨日のあれを見ているので話したい事がなんとなくわかったらしく
返事をしてリビングに戻っていった
すると誠也が思ってた以上にすぐ玄関の扉が開き、正門が帰ってきた
「あ、誠也くん、」
「、、おかえり」
「ただいまです、」
「昨日、、ありがとう」
「全然、気にしんといてください、、誠也くんの負担が軽くなったならそれで大丈夫です、笑」
安心してください、というように笑い、頭を撫でられる
「リビング戻りましょ?」
そう言われて正門とリビングに戻る
その途中に正門に
「なんか抱えてることあるんやったら俺に話してください、無理にとは言いませんけど、」
と言われて、正門にやったら話してもいいかも、と少しだけ思った
・・・・・・
夜ご飯も食べ終わり、結局大晴が我慢して食べていなかったケーキを冷蔵庫から出す
「これ、大晴が作ってんで、」
「え、大晴って料理苦手じゃなかった?」
「一生懸命調べて作ってくれてん、な、大晴」
「、、途中に誠也くんが起きてそこからは2人でやったけど、」
「でも楽しみ!大晴くんが作ってくれたケーキ!」
「スポンジ焼いた後ちょっと端っこだけ食べたけど美味かったで?笑」
「わ、楽しみ笑」
そしてケーキをお皿に取り分けるとき、誰も6等分に切ってることは指摘せず
誠也も一個残った奴を「小島の分」と言いながら6等分してたことに気づいて
でもそれには触れず、ラップをかけて冷蔵庫にしまった
「んわ、美味しい~!」
「スポンジふわふわやぁ、、!」
「クリームおいし」
思い思いの感想を口にしてケーキを食べる3人に
褒められて顔を赤くしながら大晴も一口食べる
「自分で作ったケーキ、美味しいやろ?」
「、、美味しい、」
そうしてみんなでケーキを食べてそこからはいつも通り。
全員気づいてはいたが誰もその話題を出さないまま眠りについた
あの2人以外は。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。