第28話

27話 「交錯する想い」
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2025/08/17 05:32 更新
〜〜街の中心〜〜
【ut視点】

銃声、火花、刃の軋み――。

戦場は言葉を許さない。
ただ一歩遅れれば命を落とす。そんな極限の中で、鬱先生は防戦一方ながらも、明らかに“変わり始めていた”。
鬱川 大樹/ウツカワ ダイキ
僕は…守りたいんだ!!
日紫喜 こん/ヒシキ コン
お。大先生、本気出してきた?

コンタミが楽しげに銃を回す。
日紫喜 こん/ヒシキ コン
それ〜、俺ら殺されちゃうやつぅ〜?

その心の叫びが、身体の動きへと転化していく。
もはや本能的とも言える回避と反撃。
教え子たちを守るため、街を守るため、そして――自分の過去の罪を償うために。
静谷 緑/シズヤ ミドリ
大先生ハ……戦闘型ニハ見エナイ。ダカラ、コワイ

みどりくんの短剣が瓦礫の影をすり抜けて、鬱先生の肋の間を狙う。
青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
鬱くん…君は何がしたいんだよ。


らっだぁが低く問いかける。剣を構え、煙の中からじりじりと距離を詰める。

青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
鬱くんは学校で過ごしてる時から、何か隠してた。
青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
そう思ってた。でもさ……今こうして戦ってるとさ…

僕は歯を食いしばりながら応戦する。
青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
鬱くん?…ほんとは、全部わかってたんでしょ。
鬱川 大樹/ウツカワ ダイキ
僕は……!君たちのことを……嫌いだったわけじゃない…!
鬱川 大樹/ウツカワ ダイキ
というか、僕の記憶には…ない。
青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
そっか…でも鬱くん。だからって許されると思ってるの?
金塚 豚/カナツカ トン
大人舐めんなよ?


ギィィィィン!!



金豚きょーの二刀の剣と、鬱先生の変形した右腕のブレードがぶつかり合う。
火花が飛び、互いに反動で距離を取る。

金塚 豚/カナツカ トン
大先生あのさぁ……


きょーさんの目がギラリと光る。





金塚 豚/カナツカ トン
まだ“人間”のつもりかよ?
鬱川 大樹/ウツカワ ダイキ
そうじゃない…でも、僕は――



言いかけて、鬱先生の脳裏にグルッペンの言葉が蘇る。

> 『君は“戦うため”に作られたんじゃない。……“守るため”に存在している。』



その言葉が、心を強く支える。

鬱川 大樹/ウツカワ ダイキ
そうだ……僕は、守るためにいるんだ……!


ドンッ!!

鬱先生の左腕が再び変形し、鋼鉄のような盾へと姿を変える。
弾丸を受け止め、刃を受け流し、銃口を弾き返す。

レウクラウドの連続射撃も、コンタミの誘導弾も、ことごとく受け止めていく。


雲野 れう/クモノ レウ
ちぇっ…マジか〜。防御まで強化してきたのか……


レウクラウドが苦々しく歯を食いしばる。


静谷 緑/シズヤ ミドリ
マダ進化スル……?



みどりくんが眉をひそめながら短剣を構える。

そして、らっだぁが剣を地面に突き立てるように構え、スッと息を吸う。


青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
だったら、こっちも本気でいくしかないじゃん






一瞬の静寂。





青山 らだ男/アオヤマ ラダオ
みんな!計画2だ!
日紫喜 こん/ヒシキ コン
りょーかいっ!
静谷 緑/シズヤ ミドリ
ワカッタ、マカセテ。
雲野 れう/クモノ レウ
いくよっ……!
金塚 豚/カナツカ トン
はぁ…やるかぁー



らっだぁ運営の全員が、動いた。

包囲網のように展開される連携攻撃。
上から、横から、下から、射撃と斬撃が一斉に鬱先生に襲いかかる。


鬱川 大樹/ウツカワ ダイキ
僕は…絶対に逃げない!

鬱先生はそのすべてを受け止める覚悟で、地に足を踏ん張った。

ドガガガガガガッ!!!

爆発。光。鋼と鋼の衝突。
生身の人間では到底耐えられないほどの圧力によって高校に飛ばされる。

けれどその中で、ひとつだけ揺るがない光があった。
それは、鬱先生の瞳。
“破壊”ではなく、“守るための力”として――その光は、強く、静かに輝いていた。




もうすぐ死にそうなので沢山投稿していきます。

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