図書室の窓際でぼんやり空を見ていた
頭の中はこの前のことでいっぱいだった
ぐちつぼくんに話しかけたくても
周りにかわいい子たちが沢山いて出来ない
私も可愛かったらぐちつぼくんに近づけたかな
そう言い彼は私の隣に座る 。
教科書をめくる音と私の心臓の音が聞こえる
こんなに早く
ぐちつぼくんと2人きりになれるとか聞いてない
心臓がドキドキしている中
ぐちつぼくんは笑顔で鼻歌を歌っていた
さっきまで鼻歌を歌っていたはずの
ぐちつぼくんが静かになったのに気付いて
横を見てみる
ぐちつぼくんは驚いた顔で私を見つめていた
どうしたのか聞いてみようとすると
ぐちつぼくんは慌てながら立ち上がった
ぐちつぼくんは勢いよく首を縦に振って
何も言わずに図書室を出て行った
心做しか耳が赤かったような気もしたけど












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!